クドカンと絵本 | 甲羅に似せて

甲羅に似せて

蟹は甲羅に似せて穴を掘るそうです。私も日々の想いを
蟹が穴を掘るように綴っていけたら・・・。

ちょっと前ですが、はなまるカフェに宮藤官九郎さんが出ていた時の、絵本に関する話が面白かったので紹介します。


4/8放送分。おめざは海ぶどうでした。沖縄料理店で頼むとまちがいなくおいしくて、先日沖縄旅行に行ったとき、尋常じゃない量を買ってきて、この頃毎日食べているのだとか。


3才になる娘さんについて楽しげに語っていて、この頃はクドカンさんが外で自分をネタにしていることに気付き始めて、帰ると「あんなこと言わないでほしかった。」と言われるので、最近は考え考えしゃべるのだとか。


せなけいこさんの絵本が並ぶ写真の横には「愛読書」の文字。ここから、クドカンさんの絵本の話が始まります。

「(子どもに)読んで聞かせるのに読んだら、意外と面白いということに気がついたんですよ。特にこのせなけいこ先生という、昔から書いてらっしゃる有名な先生なんですけど、絵がすごくかわいくて、僕自分のエッセイの表紙を書いていただいたんです。それぐらい好きなんですけど。話が結構突飛なんですよね。僕もやっぱ、仕事柄ストーリィを考えるんですけど、え?ここで終わんのかみたいな終わり方をしたりとか。」


<いやだいやだ せなけいこ作

いやだいやだって、ルルちゃんは言うんですね。何でもすぐにいやだって言う。いろいろあるんです、その間に。

それならお母さんもいやだって言うわ。その後、おやつのケーキとか、みんないやだいやだって言うんです。

そうしたらルルちゃんはどうするの?って、ここで終りなんですよ。

すごい、考えさせすぎというか(笑)、考えること多すぎるんですけど。最初読んだときは、次のページがあると思ったら終わりって書いてあったので、僕がえーっ?って叫んでしまったんです。でもね。何度も読みたくなるんですよ。深いなあと思って。」


<ねないこだれだ せなけいこ作>

「夜9時過ぎたら寝なくちゃいけないのに、

こんなじかんにおきてるのはだれだ?って。で、ここ急なんですけど

よなかにあそぶこはおばけにおなりって。で、最終的に、

おばけになってとんでいけ!(2人手をつないで飛んで行くおばけのシルエット)もう影絵になっちゃうんです。これも結構びっくりだったんです。」


<きれいなはこ せなけいこ作>

「これがすごいんですけど。犬がきれいな箱を見つけた!って。猫も私が見つけた!って。私が先、私が先って喧嘩してたら、きれいな箱からお化けが出てくるんですよ。そのおばけが、言い争いをする子は懲らしめてやるって、猫の爪すっごく長くなっちゃったりとか、犬がすごく口でっかくなったりして、最終的にやっぱりお化けになって連れてかれるんですよ。箱、見つけなきゃよかったのに(笑)。」


<納豆侍まめ太郎でござる 漫画兄弟作>

「これは取材を受けた時に、実はこんなのも作ってるんですってくれた奴なんですけど。

納豆ざむらいっていう人が、納豆なんですよ、この人は。起きるんですよ。そうすると、ご飯犬(ケン)ていう番犬がいるんですね。いろんなネギとか卵とか。(絵本には、擬人化されたネギや卵の顔の子どもたち。しょうゆが池ではしょうゆさしのしょう吉くがあそんでいます、という文字)

しょうゆが池でしようゆさしが泳いでいて、パトロールして歩くんですけど、一方では、悪い奴らがいるんですよ。ダルダルファミリーっていうんですけど。生き物の体に入って、その生き物をダルくするっていう。なんだかよくわかんないんですよ。それが、かわいいこぐまをダルくしちゃうんですよ。で、ぼくダルいんだっていうと、じゃあ~っつって一致団結して、最終的に納豆のご飯を食べさせるっていう。納豆を食べると元気になりますよっていう、すごく遠回しなんですけどね、メッセージとしては。でもね、これはすごい好きですね。」


薬丸「読み聞かせしてあげるわけですか。」

宮藤「でも最近、自分もびっくりする絵本がたまにあるので、聴かせる前に最初読みますね、自分で。びっくりしないように。…面白いですよね。確かに、子どもって脈絡のないものが好きだったりするんだなあっていうのを、すごい感じましたね。」


テレビを観ながら、おなかを抱えて笑ってしまいました。

絵本の奇想天外さって、お母さんは結構そういうものだってすっと受け入れて平気な所があるんだけど、お父さんにとっては驚きなんだなあって。でも、官九郎さんのドラマや映画を観た時のえーっ?と声を上げたくなる感じは、きっとそれとよく似ているような気がします。


図書館に行ったら、ちょっと絵本コーナー、覗いてみようかな。