1月期ドラマ最終回 | 甲羅に似せて

甲羅に似せて

蟹は甲羅に似せて穴を掘るそうです。私も日々の想いを
蟹が穴を掘るように綴っていけたら・・・。

観ていたドラマが全部最終回を迎えたので、感想を少しずつ。


『ありふれた奇跡』

素敵なドラマでした。不器用でこだわりの強い3人に、はらはらしつつもいい方向に行けばいいなあと願い、希望の見える結末だったことにほっとしました。

ある時観た、『僕らの音楽』というトーク番組に、山田監督と、仲間さん、陣内さんが出ていました。昔あったことを思い出しながら書いていると話す監督は、人の良いおじいさんという感じ。そういう距離感なんですね。人物の創り方とか、一つのエピソードが波紋を呼んで物語が進行していく所に、遠くから冷静に見る目を感じます。

陣内さんが、桃太郎の昔話を、あの独特のセリフ回しで語って見せたのに、ひどく感心しました。わざとそういう言い回しにしていたんですね。不自然ではあるけれど、訥々としているだけに、ひとつひとつのセリフが心にひっかかって、印象に残ります。


最終回は急展開でしたが、悩ましく淀んでいたいろいろが、一気に吹き飛んだというか、視点を変えるきっかけになったようでした。翔太のおじいちゃんが、孫のことより翔太のことをちゃんと受け止めて、加奈と出会って変わっていった彼に気づいてくれたことが、とてもうれしかった。翔太の母と加奈の母の会話も、味がありました。言葉は少なかったのに、目線や態度で、通じ合うところが。


諦めないで人と向き合うことで出てくる小さな化学変化のようなもの、それがありふれた奇跡と言えるのかも。大切なものは、気付かないけれどきっと、自分の足もとにあるものなんでしょうね。


『ラブ・シャッフル』

何も考えずに物語を楽しめたという意味では、一番だったかも。

相手を取り換えるという発想自体は不謹慎なんだけど、登場人物たちの心の奥に沈んでいた問題が、少しずつあぶりだされていくのが面白かった。うさたんみたいな人、身近にいたら素敵だろうなあ。疲れるかしら。夢のある仕事が政治家だったとはびっくりしました。一筋縄ではいかないダークな世界のように感じられるけど、純粋に国民のことを考えてくれる政治家が、今ほど必要な時代はないことを考えると、微笑んでしまいます。メイはあれで、幸せだったのかな?そのままうさたんと結婚しても、躊躇したそこのところは変わらず胸にあるのだと思うと、よかったのかもしれません。DAIGOはもう、ゆっきーにしか見えません(笑)。どうなる事かと思ったら、ちゃんと役になり切っていて、自然体のひとなんですね。


そういえば、登場人物の設定が物語と深く関わっていたせいか、中盤から最後に向かって、それぞれがすごく役になり切っていた感じがしました。


空港で海里がスーツケースに乗って、旺次郎とキスするシーン、とても印象的でした。


『銭ゲバ』

最後に行くにしたがって観るのが苦しくて、録画を一時停止して一息ついて続きを見るなんてこともありました。


おなかにダイナマイトを巻いて導火線に火をつけた時、導火線、長っ!と、誰もが思ったのでは?でも、平凡でも幸せに生きられたかもしれない、もう一つの人生は、ああやって再現されると何とも胸がしめつけられるものですね。彼の想像なので、ところどころ変な所があるのがまた、切ない。思い出の中では、茜は奥さんなんですね。お金の前では、善意など無意味だと思いたい風太郎の前で、刑事さんや食堂の人たちまで、荒れたようになってしまって、そのことに一番傷ついたのは彼自身だったわけで。


そうじゃない、お金じゃないというのを誰かに言って欲しかった彼が、最後に求めたのは、緑がそれまでの恨みを捨てて、自分を助けてくれることだったのだろうか。人とかかわる時の彼は、いつも試している。試して裏切られて、死んでいった最期が、なんともいえず哀しい。


『神の雫』

何故かなあ。これは観る人によって好き嫌いが分かれたみたいだけど、私は好きでした。


ワインを言葉とイメージで表現するというのも面白かったし、死んでしまったお父さんが何を考えたり感じたりしていたのか、好きだったワインを通じて思いを馳せるというのも、そうすることが雫と一青にとって、これから生きて行くのにどうしても必要だということが感じられて、見続けてしまった気がします。


「荒唐無稽の中にある真実」という言葉を、手塚治虫氏が語っていたのを思い出し、マンガからは、そういうものを受け取ることが多いと感じます。


あ、でも亀梨くんに抱擁シーンなんか、やらせてはダメです(笑)、多分。


『メイちゃんの執事』

理人様目当てで観ていましたが、途中からあれっ?と思ったのはマメ柴こと佐藤健くん。この人結構熱い演技をするんですね。めざましの広人苑に出た時、『ブラッディ・マンディ』で三浦春馬くんと共演した時、それまで友達としてしか見ていなかった春馬くんの役者としてのすごさを目の当たりにして、負けたくないと思ったとか。昨年秋のオールスター感謝祭でスタートダッシュを競うコーナーでは、勝ち抜いて決勝に向かう時、瞬間的に燃えるようなオーラを感じたことも思いだします。自分の中の何かに火がつくと、燃える人なのかもしれませんね。


ドラマのストーリィの方は、お祭り騒ぎをずっと見ているような感じで、もうちょっとドラマらしさがあったらなあと言う感じでしたが、最後の「内緒ですよ。」で、きゃーっ♪となり、頭がぼーっとして、もう何も語れません。


『本日も晴れ、異状なし』

期待していなかったのですが、途中から面白くなってきて、涙腺をやられながら観ていました。東京の遠憲さんの場面がもうちょっと出てきたらいいのにと思ったら、最後駐在さんが撃たれて、あんなことになるとは。脚本、ちりとての藤本さんだったんですね。そう思ってみると、なるほど~。松下奈緒さん、魅力的だけど背が高すぎて相手との身長差がいつも気になるのですが、坂口さん、背が高くてぴったりでした。


こういう話はドラマだからハッピーエンドで終わるんだけど、その後の生活を想像しつつ、今の時代だからこんな話が心に残るし、励まされる気分になるなあと思いながら観ていました。


NHK朝ドラ『だんだん』、やっと終わった~。「双子ってほんとに似てるなあ、でもずっと見ていると全然違って見える。」と観察することが、見続ける原動力でした。のぞみが舞妓から芸子になって、着物の柄や帯の高さ、化粧やカツラを変えたら、雰囲気がずいぶん変わるものだというのにも、驚きみとれていました。最後は終末医療の話題が少し出て、今朝の新聞に載っていた、50%以上の人が自宅で最期を迎えたいと願っているという記事など思い出しつつ。朝ドラを私が見続けているのは、物語は違っても、「家族」というテーマが根底に流れているからなのですが、高齢化社会に向かってそこに、「死をどう迎えるか」というテーマも加わって行くのでしょうね。


4月期のドラマも、いろいろ面白そうなのがありますね『33分探偵』、新しいドラマが始まるまでの4週間だけやるとかで、「帰ってこさせられた」というのがタイトルの上に乗っかっていますが、昨夜もゆるゆるな内容で爆笑の嵐でした。両人差し指を頭に当てて、キイナのマネとかやってたし(笑)。「なんやかんやで」、当分楽しみ♪