ケイト・ブッシュ「嵐が丘」 | 甲羅に似せて

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ブログネタ:頭にこびりついて離れない歌ってある? 参加中

先日書いた、「ぷちミーヤ」レポで、ヘイリーが「嵐が丘」を歌っているけれど、私はケイト・ブッシュの歌声の方がなじみがあると書いたら、ケイト・ブッシュファンの方がペタしてくださって、その方のブログを観に行って、彼女の新しい情報を入手しました。

それで今、ケイト・ブッシュの「少年の瞳を持った男」や「ローリング・ボール」や「バブーシュカ」なんかが、頭の中で鳴り響いています。最初のアルバム「The Kick Inside」の曲が一番なじみがあります。

でも、日本で彼女がポピュラーだった頃から随分経つのに、とても身近に感じるのは、さんまさんの「恋のから騒ぎ」のオープニングに、「嵐が丘」が使われているからだと思います。

寝そびれて、このオープニング曲がテレビから流れてくると、タイムワープしたような、不思議な感覚に捉えられます。ケイトの、少女のように可憐な、高く澄んだ歌声が、伸びやかに夜の静けさの中に響きます。

♪ヒースクリフ 私よ
 キャシーが帰ってきた
 とても寒いの
 窓を開けて
 私を中に入れ


エミリ・ブロンテの小説「嵐が丘」。

孤児のヒースクリフは、引き取られた家の娘キャシーと、育っていくうちに恋仲になります。ところが、別の男性に求婚され、ヒースクリフを愛しながらも彼女がその男性と結婚すると知って、ヒースクリフは姿を消します。

半年後、お金持ちになって戻ってきた彼を見たキャシーは自殺。

孤児という事で、冷たい仕打ちをされて育ったヒースクリフは、自分を苦しめた人々に次々と復讐していきますが、そのうち、死んだキャシーの幻影を見るようになります。


歌詞は、ヒースクリフの見たキャシーの幻影なんですが、切ない歌詞と曲を聴くたび、「嵐が丘」の荒涼とした風景が浮かびます。


そんな歌詞と、「恋のから騒ぎ」という、番組の軽さのミスマッチが、なんだか面白い気がします。


現代っ子たちの恋愛と、昔の時代の恋の切なさ。


でも、ひょっとしたら、恋愛の本質は、今も昔もそんなに変わらないのかも・・・と思いながら、ケイトの歌声に聴き入ってしまいます。


ケイト・ブッシュは今年50才で、10才の子どもがいるとか。歌いながら踊るそのダンスは、歌から受けるイメージとは大分違っていて、その映像を見て、びっくりしてしまいました。


20代の妖精のようなイメージをずっと持っていましたが、彼女のダンスからは、魔女的な、狂気のようなものを感じます。芸術性を追求しながら過ごした、私の知らない数十年に思いを馳せながら、もう一度、彼女の曲を聴いています。