見逃しばかりのドラマですが、昨日の「ラストフレンズ」を観て、後半からラストへ向けての展開に震えが来ました。みんな、それぞれの思いを胸に、真剣に生きているのに、それを暴力で踏みにじられる不条理。
「何故、警察に行かない?」とか、「危険とわかっていて、どうして家を訪ねる?」とか、展開にツッコミどころは沢山ありますが、このドラマの根底に流れている空気感というか、登場人物みんなの気分のベースにある「切なさ」がドラマから伝わってきて、この感じは今という時代の空気を、すごく伝えているなあと思いました。
劇中に流れる、宇多田ヒカルの歌声のせいでしょうか。
時代の空気を伝えるというのも、ドラマの大事な役割ではあります。
ある作家のエッセイを読んでいたとき、自分がいつもベースに持っている気持ちは「切ない」だと言ったら、それに共感する人が多かったということを書いているのを読んで、自分の今の気持ちのベースはなんだろうと考えました。
私の場合、「うっかり置き忘れた大事な忘れ物を、何なのか思い出そうとしている。」ような感じでしょうか。(うわ、長くて伝わりにくいですね。)
でも、20代の頃はやはり「切ない」というトーンだったような気がします。
複雑な状況が絡み合って物語が進むこの作品は、出演者の人たちにとってターニングポイントになるのではと、思ったりします。役柄の解釈が難しくて、ただ台詞をしゃべるというわけにはいかないだろうなあ。
錦戸くん、ジャニーズなのにこんな役、大丈夫かしらと心配で、番組のホームページを見てみると、出演者のインタビューが載っていました。
出演者それぞれの、役柄の解釈が興味深かったのですが、錦戸くんのところで、「演じたあとへコむ。」とあり、そうだろうなあと思いました。でも「DVは絶対いけない。演じていてかわいそうとは思われたくない。」と言っているのを読んで、あ、そう思って演じているんだ。この人は、役者としてやっていく心構えのある人なのかもと思いました。
次週が楽しみ・・・とは、とても言えないドラマですが、何か心にひっかかるドラマではあります。