新しく据えられた仏壇の前に、兄弟子4人が集まっています。こんなに立派な仏壇を買う金があるなら、いいマンションに半年住めるという四草さん。やっぱり、いきなり転がり込んで来た小草若さんに不満があったんですね。
お茶を運んできた木曽山君に、草々さんが遅いと文句を言うと、またうその言い訳にみんなしらけ顔です。きょうのは今ひとつだったと反省する木曽山君は、日々ほら吹きの精進をしているようです。
トレードマークのスーツを、クリーニングに出すように木曽山君に頼む草々さん。絶対痛めないようにと念を押す草々さんに、「これ、丈が合ってないですよ。」と木曽山君。小草若さんたちは爆笑です。
お互いが分かり合うのには、もう少し時間がかかりそうです。
何かというと木曽山君を怒鳴りつける草々さんに、「案の定だ」という四草さん。草々さんの師匠振りが気になって、兄弟子達が寄ってくれたのでした。「怒鳴るだけでは威厳は出ない。」と言う草原さんに、どうやったら師匠に近づけるのかと考え込む草々さん。師匠に近づけなくて悩む姿は、小草若さんと同じですね。
クリーニング店に行く木曽山君の前に、ぬっと顔を出した四草さんは、嘘つきの算段を教えてやると弱いところをついて、何やら悪巧みを木曽山君に吹き込む様子。身を乗り出して聞く木曽山君に、寝床を見やってお腹をさするゼスチャー。・・・え~っ。弟子にもたかるのか?喜代美ちゃんの時の例からしても、よからぬ結果にならなければいいのですが。
魚屋食堂で、A子のことを順ちゃんに相談する喜代美ちゃんですが、今のA子に何を話しても聞く耳を持たないし、あんたが傷つくだけと、A子に会うのを止められます。
場面は変わって、製作所では秀臣さんとA子が、観光協会の竹谷さんと話しています。今回の縁談の仲人役が竹谷さんのようです。評判のA子のことを先方もよく知っていて、縁談はすぐまとまるだろうという言葉に、A子の表情は沈むばかりです。
食事中の和田家には、小次郎さんと奈津子さんが訪ねてきます。先日、秀臣さんが言った「あの時と同じ」という話を聞きつけて、正平君の作った塗り箸が秀臣さんも認める出来映えだと小次郎さんは思い込み、京都の古道具屋に売りつけて儲けようという考えです。
落語のような話だと笑う喜代美ちゃんに、そんな落語があるのかみんなが聞くと、「はてなの茶碗」というネタだという話になり、再現ドラマスタート。
目利きの古道具屋が茶店でお茶を飲みながら、茶碗をためつすがめつしているのを見た油屋の主人が、この茶碗はいいものに違いないと茶店の主人から2両で買って、古道具屋に売りつけに行くが、何の価値もないといわれてしまうというお話。
・・・この筋から言うと、正平君の塗り箸を売っても意味ない気がしますが、最後には儲かるという結末だけを聞いて、すっかりその気になる小次郎さん。ほんとにこの人も、落語の世界から抜け出してきたような人です。
落語会でそのネタをやるのかというお母ちゃんに、草々さんも自分にはまだまだと手をつけていないネタなので、自分はとてもできないと喜代美ちゃんは説明します。やる前からあきらめるなというダメ出し、いつまでたっても母の前では子ども扱いの喜代美ちゃんのぶーたれた顔がおかしいです。
そして、ちょうどその「はてなの茶碗」をかけて、楽屋に戻ってきた草原さんに、待っていた小草若さんは、仏壇は弟子みんなで折半しようと言ってもらったが、やっぱり息子の自分が払いたいと申し出ます。そういうことならと言う草原さんに、ぜひ稽古をつけてほしいという小草若さん。
何のネタかと聞かれて「はてなの茶碗」と言うと、草原さんは「ムリムリ。」と、全然取り合ってくれません。
和田家の店先では小次郎さんが出かけるところです。車を出す竹谷さんが、「きょうは忙しい。製作所のじょうちゃんが見合いだから。」と言うのを聞いて、喜代美ちゃんは目を丸くします。
秀臣さんのあの言葉は、いったいどういう意味だったんでしょうか。少なくとも、小次郎さんの解釈は違っているような気がします(笑)。
純粋に塗り箸修行をしていた頃のこと、何故違う道を歩むようになったのか、そのへんに関係する事なんでしょうか。娘を政略結婚の犠牲にする前に、昔の気持ちに戻って他の解決法を、秀臣さんには見つけてほしいものです。秀臣さん自身も、わかっていてそうせざるを得ない心苦しさがあるように見えます。
前に来た時は、もしかすると何か正典さんに頼みごとがあったのでしょうか。秀臣さんと正典さん。A子と喜代美ちゃん。親子でなにか様子を見合っているようです。
そして、小草若さんは、なぜあんな大作をやってみようという気になったんでしょうか。やる前から挫折してしまうのか、なんとか自分の力でやり遂げるのか、こちらも目が離せません。
それに比べるとちっちゃいことですが、草々さんのスーツの行方も気になります。明日に期待です。