親、先生の言う事をよく聞き、いつも素直で、親、先生自慢の成績優秀な子供が、突如反抗期になることがあります。
親の考え方、先生の考え方、子供の考え方が全く同じであれば問題はないのですが、そんなことはありえません。
素直なイイ子は、親の願いのために、または先生のために、自分の思いを否定し、知らず知らずのうちに無理しているのです。
そして心が疲れてしまっているのです。
いちがいには言えませんが、傾向としては長男、長女が多いようです。
親も初めての子供が生まれた時は、全く育児経験がありませんから、子供がセキ一つすればすぐに病院に連れて行く、というような神経質なところがあります。初めての子供は、2番目の子が生まれるまで親をはじめまわりの人の愛情をたっぷり受けて成長します。ですから長男、長女はおっとり型が多いですね。
二人目はどうかと言いますと、親も上の子の育児経験があり、上の子もいるし病院に連れて行くことも大変だし、子供がセキ一つで病院に連れて行く、ということはしません。
また、二番目の子供は、すでに一番目の子がいる、という現実のもとで生まれてくるわけですから、兄弟げんかをしながら、その中でたくましく成長していきます。力ずくでは負けるから、他で勝てる方法を見つけたり、口で言い負かせたり、親のところへ行って助けを求めたり、それなりに生活で勝ち抜いていく知恵がついてきます。一般的に下にいくほどたくましいですね。
親も子供が何人かいると大変なので、
「お兄ちゃんだからがまんしなさい。お姉ちゃんだから下の子の面倒をみなさい。」などといつも言うようになります。
上の子は親の愛情を一身に受けたいのに、
イイ子であればあるほど、自分の思いを無理し、親の願いに答えようとするわけです。それが少しずつ、みんながわからないところで積もっていく。
それが耐え切れなくなった時、突然の反抗期、不登校などとなるわけです。
子供は親に愛されたいのです。下にいくほど、愛され上手です。生活の中で学んでいるからです。
上の子は愛されたいのに、その表現の仕方がわからないこともあります。また親思いのために自分ががまんすることもあります。
今までイイ子だった子が、突如異常兆候があらわれ、親もまわりの人もあたふたすることがあります。
その時は反抗期が遅かったんだ、と考え、静かに子供を見守ってやることです。本来の自分を発揮できていなかったのです。
いつも親に反抗している子はそれなりに、親に対してストレスを発散しているのでこのような兆候は見られません。
危ないのが、いつも親孝行で親の言う事をよくきくイイ子なのです。
本人もわからないうちにストレスがたまり、それが突然の不登校、突然の反抗期となって爆発します。
今の子供を受け入れてやること、親には子供を包んでやれる愛情が必要です。
親が不安であれば、精神科医や経験者に相談することも必要でしょう。
暖かくお子さんを見守ってあげてください。
反抗期の状態がいつまでも続くわけではありませんから。
またそのような兆候が起こる前に、親が子供の心を察していくことはとても重要だと思います。
親も子供によって成長させられます。