さてさて、今回で20回目を迎えることと相成りました『キャッチフレーズ辞典』。
えっちらおっちらと…まったくもってノロい更新のため「あのコが出ない、このコはまだかい」などと気を揉んでらっしゃる方もチラホラなのかしらん、ナゾ。まぁ...ソコまで「PICA-PICA」と目立ちまくり注目を集めまくる書庫でもないような気もするのだけんど。それでも一部マニアな方々?からの評判も上々のようでもあるからして…ワタクシメも「気分はJOJO」となりましたトコロで、ひとまずはこのままコンティニュらせていただこうかと思うのでありまする。
でもって今回の主役はその「PICA-PICA」と「JOJO」にコジつけると、その線上にハッキリと浮かびあがってくるという…
徳丸純子さん |
この方なのでありまする、ジャジャーン!とハデにファンファーレ~というほど…アイドル歌手としての彼女はどハデな存在ではなかったはず?しかしながらワタクシメ等世代にとりましては、ニッポン国において純度の高いアイドル歌手が量産されていた時代のキラ星のおひとり…とでも表現しておきたいトコロなの。純子嬢…かつては色々と楽しませていただきましてありがとうございましたん。
それはさておき…徳丸純子嬢のデビュー日と言えば1983年3月21日でゴザイマシタよね。うほっ…アイドル歌手としては理想的?ピンクの花びらが今や今かと咲きはじめる直前…まさにイチオシ時期と言えましょう。そんな純子嬢における芸能界入りのキッカケと言えば…
「TDKレコード 金の椅子オーディション・歌手部門優勝」
コレでゴザイマシタよね。TDKと言えばそれまではカセットテープ等の生産によりオーディオ部門で名の知られた企業でゴザイマシタが、1982年には満を持して(?)レコード事業にも手をお出しになり…その第1号歌手は前年度の82年に「虹いろの瞳」でデビューした新井薫子嬢だったことは今更言うまでもないか。ってか純子嬢デビュー時期の薫子嬢と言えば…すでにヘンテコ&失速モードへ大突入中だったデショ?それこそよからぬ方向へつっ走りはじめた頃合いでしたもので、純子嬢はソチラ方面には続かない方がご懸命だったはず。(笑)それにしても同コンテストには女優部門なんてのも設けられていたとキオクしてるのだけんど…歌手部門の純子嬢と共に栄冠を勝ち取られた方とやらは一体いずこへ…?
なにはともあれ、このようなラッキーガールだった徳丸純子嬢のデビュー時におけるキャッチフレーズが…
伝えたい…純子のテレパシー |
コレだったのでありまする。
これまで特集してきた前任者の方々(19人)におけるソレラと比較してみれば…なんだかこうヒネリが少なめというか…前向きに捉えてみれば「シンプル・イズ・ザ・ベスト」、後ろ向きに考えてみると(←そういう風に考える必要性はなさげだけんど)「おジミ」と言えるソレに該当するのか。サブキャッチ(であると推測)として「はばたけ’83のプリンセス」というのも存在したようなのだが、コチラもあまりにも普通すぎてイジリどころがないったらありゃしない。まぁ、所属レコード会社が設立されたばかりでホヤホヤ…ということもあってか、そういう意味ではこうしたものをこしらえるノウハウがややタリ~ン状態だったのか、ナゾ。
でもネ…こんなおジミなキャッチフレーズでも、ヒトの頭により色々と思案がめぐらされた?とおぼしき痕跡を残してくれていたりするから興味深いところナノ。
まず、純子嬢とテレパシーのご関係についてから始めてまいりまショ。ここらあたりで読者の皆様からは「純子さんって『アンドロメダの宇宙人』だったの?」くらいの、それこそウィットに富んだ切り返しくらいは期待したいトコロ。いえいえ、でもソレってネ…ハズレなの。ゴメ~ン。(笑)
テレパシーとの関連性はネ…実はこんなところに存在しているのでゴザイマス。
♪テレパシー信じるように なっているのです |
そそっ、コレは純子嬢のデビュー曲「聖・ファーストラブ」に出てくる一節でゴザイマシタよね。純子陣営はこのキーワードにご着目され、ココとの括り付けをキャッチフレーズにてカマされていたご様子。って、わざわざエラそうにくどくど解説しなくとも誰もが恋DE狂い?もとい…誰もがソッコウDE気づきそうなもんだけどナ。しかも随分もったいつけた割りにコレだけかい!ってなツッコミが矢継ぎ早に飛んできそ~な悪寒も。(笑)
まぁ、そう慌てずに…「急いては事をし損じる」と太古の昔から言い伝えられてきたではないの。そそっ、それでは気を取り直して…下に掲載したデビュー曲用プロモ広告をちょっくら見ておくんなまし。
モノクロに黄色をコーディネート。おジミだけれども黄色がまぶしいため目にトビこんでくる効果アリ?モノクロのせいかご本体のお顔に翳りが生じているのがなんとも残念ネ。 |
デビュー曲用の宣伝媒体にしちゃモノクロだし、随分とおジミで安上がりな印象が漂うけんど?まぁ、たしかにネ…滝汗。
でも、この白黒ズリにあざやかなレモンイエローをコーディネートした理由とやらはお分かり?そそっ…コレも(おそらくは)純子嬢デビュー曲のココからに間違いないとスイソクしてみるの。
♪レモンの切り口から 宝石がこぼれる |
レモンと言えば黄色…デショショ?こんなところにおきましてもそれなりのお仕事が成されていたことが伺えるというものヨ。
でもまだまだ驚くのは時期尚早なのでありまする。
続きまして、純子嬢デビュー曲の裏面…つまりB面のタイトルはご存知?
「あ・ざ・や・か娘」 |
ほほぅ~これはこれは参りましたナ!だからあざやかなレモンイエローをメインカラーにしたのでゴザイマスね!
といくら感心したフリをしてみたところで…なんだかワタクシメの「ひとり上手」な「しあわせ芝居」でしかないようなキブンに…。だってひとりでしゃべってひとりで喜んでるおかしなヒトみたいなんだもの~苦笑。
デビュー当時の純子ロゴ。Junkoの「o」の中にハートは当時のアイドルにおける定番モチーフか。キャッチフレーズもキチント添えられている。 | |
3月6日にファンの集い、3月21日にデビュー発表会が催された模様。会場はどちらも当時の聖地のひとつ、池袋サンシャインシティ・アルパ噴水広場。 | |
ファーストアルバムの美麗ジャケ。本来の美人度がググっと表面化? |
なにはともあれ…すべてがタブ~もといすべてがおジミ~な船出と相成ってしまっていたような徳丸純子嬢(失礼)ではゴザイマシタがね、あれから31年もの歳月が経過した今になって俄然きらびやかな光を放ちはじめたのヨ!
なっ、なんと来る11月に大阪の某所にて記念ライブを行うことが決定~!しっしかもワンマン催行&同期の木元ゆうこさんも応援にかけつけるのですって!まっ、まさか…といったキモチは正直隠せないトコロだし、当該ライブにて一体どんな曲構成をカマしてくださるのやら…余計なお世話かもしれないけれどちょっと心配。でも大丈夫…なんといっても純子嬢のラインナップはシングル曲のみならず、アルバムのも傑作揃いでゴザイマスからネ…きっとステキな構成になることでしょう。今頃はアメリカのシアトルにあるというご自宅にて猛練習の真っ最中かしらん、ナゾ。
なんでもこのような運びになったいきさつとやらは、つい過日に小林千絵さまのお声がけにより行われたという83年組の同窓会(東京の某イタリアンレストランにて開催)での出来事だそうな。その時の色々が純子嬢のハートに火をつける結果になったとかで。まさに…
♪運命みたいな午後 |
こんなお時間を同期の皆様方と共有されたのでゴザイマスね?
アイドル現役時代には考えられなかった(失礼)、想定外とも言えるやる気マンマンモードにより…
♪PICA-PICAなの PICA-PICAでしょ |
大変遅ればせながらではございますが、今まさにピカピカと輝きはじめた徳丸純子嬢なのでありまする。ご本人さまは当日に着用されるお衣装のことなどもしこたまご思案中とのこと…いっそのこと「聖・ファーストラブ」のヒラヒラ純白をタンスからひっぱり出してお披露目~なんてのも期待してみたいトコロ。モチ経年による“黄ばみ”がなければ…のお話になるけんど。でも黄ばんでいたらいたでよいのでは?そしたら↑のプロモ広告と黄色づくしのトータルコーディネート!ということになるワケなんだしぃ…一件落着?(笑)
ってなワケで…色々とツッコまれる前に今回の『キャッチフレーズ辞典』はこれにてお開き!またまたお付き合いくださいましてありがとうございましたん。純子嬢、ライブの成功をお祈りしておりまする。