前編、中編とキました...

【まとめ】82年組アイドル・春・色とりどり【永久保存版】

筆者の予想を遥かに超越し、目ん玉が飛びでんばかりの反響をいただいておりますようで…誠にありがとうございまする。この場をお借りいたしまして…って「そんなのいいから早く~」とのお声がチラホラかしらん、ナゾ。(笑)

なにはともあれ、後編その1にあたります今回の記事でご紹介いたしますのは…

100位より上!そそっ、水面上でしぶきを盛んにあげられた方々

でゴザイマス。この辺りになるとマニアックな風情やかほりは一切合財払拭?なにか銀座の目抜き通りにでもいるかのような高級感さえ漂わせる顔ぶれになってまいりますかしらん。

後編その1にあたる第三回目におきましては、そうした方々が水面上で繰り広げた壮絶なる乱闘のご様子、そして【オマケ】として男性アイドル、その他の皆様も一挙にご登場していただきたいと思うのでありまする。

それでは早速開始!とイキましょか。

【100位-1位|チャート動向】

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※女優系、純演歌系、NM系、男性アイドル、後述の特別区アイドルさんたちは割愛
※グラフの見方は左から右へ。データはオリコン調べ。詳細な順位は表記いたしません

【つぶやきメモ】

イメージ 2新井薫子
デビュー曲「虹いろの瞳」
TDKレコード
82年3月21日
初登場:160位 最高順位:45位
売上:4.2万枚
 
歌手デビュー前からNHK「中学生日記」の生徒役などでお顔を売る。新設のTDKレコードにおける第一号歌手として華々しくデビューするも、その初登場順位を見るとかなり低めの位置からのスタートだった模様。デビュー後、メディアへの露出が増えるにつれその順位を一気あげ。デビュー曲の衣装は1種、スカート丈がやや中途半端なのが気になったか。シングル第3弾で賞レース勝負曲「赤い靴」までの展開は◎、しかしその盤の演奏がショボく購入者ガックシ?第4弾で麻丘めぐみ嬢のカバー「わたしの彼は左きき」から撃沈水面下へ…曲選びはもちっと慎重にしまショね。

イメージ 3堀ちえみ
デビュー曲「潮風の少女」
キャニオンレコード
82年3月21日
初登場:79位 最高順位:27位 
売上:8.8万枚

数えて6番目のホリプロ娘として同社開催のオーディションで優勝、歌手デビューを果たした。同オーディション第1回大会の優勝者、榊原郁恵嬢以来くすぶりつづけた同社の救世主的存在。デビュー曲ではチャートイン後の4週目まではやや停滞気味で50位の壁が破れずだったものの、5週目で順位ググっと上げに成功、同日デビュー娘たちとの差を縮めて気を吐いた。デビュー曲「潮風の少女」では清楚なワンピースを2種用意、年少組としてウブウブ加減をアピール。一方で楽曲は南沙織嬢の「潮風のメロディ」にやや似?と囁かれたり。

イメージ 4小泉今日子
デビュー曲「私の16才」
ビクターレコード
82年3月21日
初登場:72位 最高順位:22位
売上:9.7万枚

デビュー前の告知広告では一切合財お顔を出さず、少女まんが家によるイラストで代替というユニークな手法を強行。ビクターからはすでに白石まるみ、中野美紀、シャワーがデビューしていたが、バーニング+ビクターという、石野真子嬢と同じ布陣で挑んできた大本命的存在?そのためかデビュー当初は石野真子嬢とのリンク付けに必死な様相を呈すことに。真子嬢のポスターでいっぱいだったあのお部屋は果たしてモノホンだったのか、ナゾ。大本命?の割りにデビュー曲もセカンドもカバーという扱いが興味深いトコロ。デビュー曲では新人ながら3種の衣装が用意され、他同期から羨望の眼差しをあびることになる。アイドル雑誌等では「足が太いからミニはイヤ」と早くもホンネ発言が?

イメージ 5三田寛子
デビュー曲「駈けてきた処女(おとめ)」
CBSソニー
82年3月21日
初登場:60位 最高順位:21位 
売上:8.6万枚

「2年B組仙八先生」のマドンナ、高坂ひとみが歌手デビューと話題に。歌手デビュー前から本体の認知度が高く、デビュー曲も「カルピスソーダ」のコマソン&本人出演となったためか、チャート上でも上々のすべりだし。ソニー所属で担当ディレクターは酒井政利氏、山口百恵嬢の雰囲気を持たせた中での歌手デビューと相成った。デビュー曲の衣装は3種、うちひとつはセーラー服で、紺がお似合いのはんなりとした落ち着いた佇まいが特徴。チャート登場後5週目で21位に到達したものの、あと一歩のトコロでトップ20入りを逃すハメに。シングル第2弾まではトップグループ争い、しかしながら第3弾(南沙織嬢のカバー曲「色づく街」)でケ躓き、新人賞レースでは大苦戦。真夏の陣におけるまさかの落選劇は今も語り草か。

イメージ 6北原佐和子
デビュー曲「マイ・ボーイフレンド」
テイチクレコード
82年3月19日
初登場:54位 最高順位:25位
売上:6.6万枚

モデル娘の寄せ集め、パンジーから期待の星が颯爽とデビュー。他同期とデビュー日がビミョウに異なるのは、誕生日デビューとしたためと言われている。2日前というフライング行動&ハウス「フルーチェ」のコマソン、本人出演としてのタイアップが功を奏してか?初登場順位がこの組の中では堂々のナンバーワン。その後は登場5週目で25位をマーク、ここがピークとなる。レモンを握った黄色のレコジャケ、テイチク仕様の黄色袋、黄色のレコード盤、やまぶきいろの衣装という黄色づくしで、ビジュアル面でも他社デビュー娘を圧倒的にリード。しかしながら当初の勢いの良さは一転、14週目でトップ100圏外へ下落してしまうなど、やや息切れな感じが目立ったか。第2弾以降はまさかの失速モードで期待していたファンはヤキモキ。

イメージ 7渡辺めぐみ
デビュー曲「ときめきTouch Me」
SMS 
82年4月1日
初登場:121位 最高順位:70位
売上:2.1万枚

渡辺プロダクションの系列事務所から歌手デビュー。雑誌によっては渡辺プロダクション所属との記載あり。和製ブルック・シールズと呼ばれたほどの美貌の持ち主で現在も美へのこだわりは相当のものとはご本人の弁。貝殻さんとは大親友だそうな。資生堂の新製品「バーミーウインド」で本人出演&デビュー曲タイアップをやってのけ、大手絡みのお膳立ては万端!また、東大生が選ぶイチオシアイドルにも選ばれ宣伝文句が揃いぶみ。下馬評ではデビュー曲もかなり上位に食い組むのでは?と予想されていたものの、意外と低迷して121位からのスタート。可愛いというよりは、美人なお姉さまタイプといった風貌が特徴だっためぐみ嬢。賞レースで着用したペパーミントグリーンのお衣装がすこぶるお似合い。しかしながら本年度デビュー組としてはそのオトナびた雰囲気がかえってアダとなったか?

イメージ 8川田あつ子
デビュー曲「秘密のオルゴール」
CBSソニー
82年4月21日
初登場:114位 最高順位:82位
売上:0.6万枚

歌手デビュー前から注目の新星としてドラマ「人間万事塞翁が丙馬」で桃井かおり氏と共演。「アンタをスターにするわよ」との強力無比なバックアップの元、CBSソニーより「秘密のオルゴール」で歌手デビュー。ハウス「ゼリエース」で本人出演+コマソンのタイアップも付いて宣伝も上々。3-4月当初の時点ではビジュアル面最強!との呼び声高しだったのはナニを隠そうあつ子嬢。しかしながら歌番組でのアガリっぷり、外しっぷりなどでお歌がアレなトコロがムキ出しに?デビュー曲はわずか2週のみのランクインとなりあっけなく水面下へ。また、デビュー曲はサビまでの導入部分が長く、歌番組では一部がハショられるハメに…。コレも割を食った要因かしらん、ナゾ。デビュー曲では白のバルーンドレスにふくらみ袖、ピンクのカチューシャで男子諸君をイチコロ。

イメージ 9早見優
デビュー曲「急いで!初恋」
トーラス
82年4月21日
初登場:62位 最高順位:36位
売上:6.3万枚

熱海生まれのワイハ育ち、地元のショッピングモールでスカウトされての歌手デビュー。デビュー曲は資生堂の新製品「恋コロン 髪にもコロン ヘアコロンシャンプー」なる前代未聞な長い商品名のシャンプーとタイアップ、本人も出演してお顔売りに一役買うことに。ワイハ生まれの小麦色の肌、事務所先輩の桜田淳子氏が「バタ臭い」と評したその見た目を武器にニッポン歌謡界へ殴りこみ。デビュー曲では2種の衣装が用意され、当初はブレザーが付いたスタイル。初夏に向けてお色直しした新バージョンは黄色と白のストライプ仕様に胸元にはおリボンと…典型的な和製アイドルスタイル。初登場順位も最高順位もそれなりだが、まだこの時点では早見優嬢の魅力全開とはならず。

イメージ 10石川秀美
デビュー曲「妖精時代」
RVC
82年4月21日
初登場:58位 最高順位:31位
売上:6.0万枚

「第2回西城秀樹の弟・妹募集」の優勝者。下馬評にて当確だったらしい森下恵理嬢(1985年デビュー)がヒデキのひと声により情勢激変?その優勝候補者を蹴落として芸能界入りの切符をもぎとった秀美嬢。デビュー曲はハウス「サラダチップス」とタイアップ、本人も出演してさわやかさをアピール。芸能人運動会での活躍により以後は秀美=スポーティーという公式が植えつけられることになるが、意外にもデビュー当初は黄色や赤のフリフリドレスでお披露目、おみ足が完全に隠された妖精スタイル?ソレを取り下げホットパンツへ変更、おみ足ムキ出しスタイルにした作戦が功を奏しはじめたのか、5月下旬を境にチャート上でピークに。

【82年組|男性アイドル】

イメージ 11【シブがき隊】 デビュー曲「NAI・NAI 16」(CBSソニー)は最高3位、25.9万枚を記録。前述の三田寛子嬢と同じく「2年B組仙八先生」から飛び出した悪ガキトリオがジャニーズ事務所から正面突破。デビュー早々にしてベストテン入りを果たし、新人賞へ早くも名乗り上げ。赤、青、黄色の信号機みたいなイメージカラーは役割分担相応といったトコロ?

イメージ 12【新田純一】 デビュー曲「Hop・Step 愛(LOVE)」(キング)は最高28位、4.6万枚を記録。ニセマッチというレッテルを貼られてしまったものの、素材的にはコチラの方が俄然上のイケメンくん。お父様がバンドマンで音楽教育ならびにアチラの教育も満載だったらしいが、そのような側面は微塵にも見せないさわやかキャラがウリ。シブに続く人気男性アイドルとして気を吐いたものの、よりマッチに似せた第2弾でまさかの急激ブイーン失速!

イメージ 13【本田恭章】 デビュー曲「0909させて」(日本フォノグラム)は最高27位、5.8万枚。タイトルの0909はオナオナではなくワクワクと読むノ。コチラも仙八先生から飛び出した美少年アイドルだったが、ご本人的には当初からロッカー志向。なのに賞レースや「おはスタ」にもご演、松居直美嬢の憧れのヒトとして雑誌で対談などなど...お疲れさまでゴザイマシタといったトコロか。

イメージ 14【宮田恭男】 デビュー曲「ガール」(ビクター)は最高67位、2.7万枚を記録してぷちヒット。S&B「パフスティック」のCMでテレまくる少年を演じてブレイク→歌手デビューと相成る。後に俳優として「スクールウォーズ」などで名を馳せることになるが、お歌の方もシングル2枚、アルバム1枚、「おはスタ」や「レッツヤン」に出演するなど、意外なほどにやる気満々モード。第2弾「バースデイ事件」では悶絶歌唱でマニア諸君をクギづけ~。あの1曲を残してくれたことだけでも御の字に値するというもの。

イメージ 15【羽賀健二】 デビュー曲は「街角ロンリー・レイン」(ポリスター)で1月1日のデビューと華やかだったものの、この時点では奇しくも沈殿組に。同年秋からいいとも青年隊へ加入となるからして、ちょっとのタイミング次第でこのデビュー曲もトップ100入りすることができたのでは?本作も安定した歌唱でなかなかの出来栄えだけんど、マザーマザーってヒヨワイのが萎えますワ。ビジュアルは見てのとおりハーフらしい甘いマスクに骨太声質が特徴。しかしこのテのお顔は82年頃の流れだと需要薄?

イメージ 16【四禮正明】 デビュー曲「身も心もスキャンダラス」(キング)は最高59位、6.0万枚を記録。アイドルとククってしまってよろしいものなのかよく分からないお方。デビュー曲も自作曲なのでアーチスト?どちらかと言えばアクター風の見た目で、そういう風貌も手伝ってか歌手活動は早々にエンドって以後は俳優へ。近況はあまりミミにしないが、ご本人様のフェイスブックをハケーン!

イメージ 17【DASH(ダッシュ)】 デビュー曲は「ストロベリー・キッス」(クラウン)だそうだけんど、あんまりキオクにゴザイマセン。82年のクラウンと言えば前編でご登場と相成った二科恵子嬢と一緒。80年代後半のソレとは比較にならないものの、ちょっとしたバンドブームも手伝ってのデビューと相成ったのかと思われ。見た目は70年代のレモンパイ風?ソコに80年代独特のヤンキー色をトッピングした感じ?左ハシの方の髪...膨張加減がスゴッ。メインボーカルはユージンさま(おそらくセンターの方)、ファンサイト(←があってビックリ)によれば2011年頃に再結成した模様。

イメージ 18【St.バレンタイン】 イモ欽トリオのカバー「ハートブレイク・トレイン」(フォーライフ)でデビュー。↑のダッシュと似たような立ち位置のアイドルバンド。TBS「アップルシティ」にレギュラー出演し、ティーン少女たちをキャアキャア言わせていた彼等。1981年11月にデビューして翌年8月に突然の解散というあっけない幕切れに唖然ボウ然。新人賞本格化前にエンドったの?終焉時にはファンクラブ会員へご丁重にも【解体のお知らせ】と残金処理が成されたとか。立つ鳥跡を濁さずをキチンと実行されたのは賞賛に値するか。

イメージ 19【尾形大作】 デビュー曲は「倖せなみだ色」(ポリドール)で最高79位、2.7万枚。デビューしたばかりの頃にナマウタ体験ありましたワ。その際は近所の兄さん風チョッキスタイルでご登場されたとキオク。演歌臭はあまり感じさせずアイドルに見えなくなかったカモ。なのでココへのネジコミも許容範囲?ジャンルとして演歌になるのは理解しているけれども。某男性アイドルとのガチンコ勝負やら、色々と武勇伝が伝えられたものだが、「無錫旅情」のヒットにより「紅白」に出場しているのはごリッパなトコロ。

イメージ 20【渡辺徹】 デビュー曲は「彼<ライバル>」(エピックソニー)で最高54位、2.3万枚。この服にこの髪型だもの…アイドル風情でいっぱ~いな徹ドノ。一連のヒットで大化けする前の頃だけんど、別人?と思わされるほどのイケメン具合にシビれますワ。ブレイクしてからは上つきだの下つきだのって下ネタ満載兄さんへと変貌。ソレと同時にお体の方もフクラミはじめ…以下自粛。喋んなきゃ二枚目のままだったのにぃ。

イメージ 21【河合拓実】 デビュー曲は「ミスティーLOVE」(コロムビア)。当時大人気だったフツオ(長江健二)似で、ライブハウスかなんかで注目→雑誌「セブンティーン」で持ち上げられてのデビューだったようなキオク。今となってはデビュー日も曖昧?ギリギリ81年組?それとも82年組?それすらも情報がカクニンできない有様(でも入れちゃう)。草食系ビジュアルでソコソコ人気があったハズだがヒットした形跡ナシというつかみどころの無さ加減に泣っ。調査によればコーラス時代の浜田麻里嬢が彼の音楽活動をバックアップ?現在は美容師サンにおなりあそばせ、たまに麻里嬢ライブのアシストなどもされているご様子。かつての「セブンティーン」読者たち(今40-50代?)が、こぞってその美容室におしかけ状態なのかしらね、ナゾ。

ひょえ~さすがにヅカレましたがナ^^;。だけど上記の皆様以外にもまだまだ蠢いてらっしゃる方々がいるもので…残りは後編その2でネ。(笑)

【82年組|男女混合ユニット】

イメージ 22【ストロベリー】 デビュー曲「君の香りでいっぱい」(ラジオシティ)で1982年8月21日にデビュー。このブログの常連さまであれば今さらの説明はご不要?かと思われ。メンバーはリキマル、サユミ、ミニー、モモコの4人構成。リキマル氏は後に作曲家の瀬井広明氏として国生さゆり嬢の「バレンタイン・キッス」でゴールドディスクを受賞!モモコ嬢の実娘3人はダンスユニットの三姿舞(サンシマイ)として瀬井氏のプロデュースにより活躍中。サユミ嬢はsayuminとして当ブログでもおなじみ!現在は熟女ユニットのClub Mのメンバーとしてブイブイ前進中!メンバー3人は当ブログのオフ会にもご参加してくださったのでありまする^^。

さぁ!100位以内の水面上82年組、そして男性アイドル、その他組の【まとめ】いかがでしたかしらん?

このあたりのメンツがズラリンコンとこのように一同に介していただきますと、華やかさがこれまた一段と…といった感じでゴザイマスよね。特に3月デビュー組のデットヒートは見もの!それこそ手に汗握る展開で、週一で発売されていたオリコン誌面を開く手がブルブルとふるえまくるほどでゴザイマシタもの。今回ご登場と相成ってくださいました82年組の中では、小泉今日子嬢が粘り強さではナンバーワンだったのも意外なところでゴザイマショウかネ。だってデビュー曲の雰囲気…並み入る82年組の中でもっとも古臭かったような気も…これまた本音大爆発でシッケイシッケイ。でも「好きよ」だからご心配なきよう。(笑)

それでは…次回は引き続き「後編その2」でお会いいたしまショ。

【まとめ】82年組アイドル・春・色とりどり【永久保存版】の後編その1はこれにてお開きといたしまする。

ごぎけんよう、さようなら。