踏み分ける
目印のない宵の大地


名もなき花を蹴散らして
きみの声を追い払うよ



はなさないよ
そばにいるよ


素直になったら
負けと思った



きみの心はたゆとう小舟
冴えた空気に鳴く
宵の明星


肩で息をする
痩せた肺を

締めつけるほど
いま
叫んでみせて





約束をしない
きみのやり方に従い


逢える日には別れ際
キスをもうひとつ ねだった



はなれないで
そばにいて


夢中になったら
負けと思った



きみの心はたゆとう小舟
迷いをつらぬく
明の明星


きみを照らす
光になれるなら


泣きたくなるほど
いま
呼んでみたい