8.アニメ映画『なぜ生きる』を観ての感想。 | チェリーボーイのブログ

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愛は育むもの。自利利他の筈が偽善者で我利我利、煩悩の塊。身も心も愛し愛され安心しても続かない、続いても旅立つ時は1人孤独だから常に不安。愛欲にはキリがない、限りある命で限りない愛欲は満たされないから常に不満。相対の幸福で絶対の幸福でない。でも愛は育むもの。

<84分、アッという間!>
こんな映画は、いまだかつて、なかったと思う。
84分が、アッという間だった。セリフのひとつひとつに、深い意味、含蓄がある。鮮やかな映像、音楽も巧みで引き込まれた。
一度や二度で分かる内容ではない。何度も見たい。

<リアルな描写に驚き>
背景が、とても美しく、「人生の海」の生々しさ、部屋の畳の目ひとつひとつの細かな描写に驚いた。
本光房了顕の表情がリアルに描き分けられて、彼と一緒に私も、蓮如上人の法話に遇っていると感じた……。

<『なぜ生きる』のエキスが>
感動で 胸が 膨れあがって、破裂しそうです。今、死したとしても、幸せを抱きしめたまま、極楽浄土へ往けそうです。
本の『なぜ生きる』のエキスが表現されていて、スゴイ!スバラシイ!と、心の中で、叫んでいました。

<トップクラスの作品>
魅力的な人物、繊細な背景、音楽が特に素晴らしく、ストーリーが心に迫ってきました。
里見浩太朗さんはじめ声優陣、日本トップクラスの技術を持つスタッフで完成した、大変レベルの高い作品だと感じました。

<息詰まる衝撃>
仏法嫌いな主人公が不幸に遭い、失意のドン底にあった時、蓮如上人の説法で心がどんどん変わっていく。
最後の場面では、息が止まるような衝撃だった。

<数年分の涙 流した思い>
数年分の涙を1時間余りで流した感じがしました。
蓮如上人が一言一言、ゆっくり語りかけられる場面を想起すると目頭が熱くなる……。


※皆さんも、是非是非、どうぞ奮ってご覧になって下さいね!いい映画です!
後世、歴史に残る映画です!