メーホーンソーン②~首長族編~ | さくら日和~旅とヘナと着物の日々~

メーホーンソーン②~首長族編~

気まぐれに東南アジア旅行記を更新していてすいません。

メーホーンソーンというあまり聞かない町に行った目的は、今回の旅の目的でもあった首長族に出会うため。交通の便を考えると、やはりトレッキングが一番手っ取り早いので、なんだか悔しいと思いつつもトレッキングで訪れることに。


田舎です。


さくら日和



ロングネックヴィレッジの入口。立派な観光地でした、残念。


さくら日和


もともと首長族はチベットやミャンマーからの難民な為、肩身狭く暮らしていたが、今は見世物として観光地化することで村の存続を計っているという。観光客がいるから成り立っているとはいえ、この土産物屋とか入村料とか、動物園のような扱いに複雑な心境になる。自分もその見世物を見に来た一人なわけだけど・・・・・

さくら日和



首長族はこちらではパドゥン・カレン族と呼ばれている。これらはカレン族のものかな。


さくら日和



この橋を渡るとヴィレッジに出る。


さくら日和


ロングネック掲示板。


さくら日和



集落の様子。一見、ありがちなアジアの田舎風景なようだけど、ほとんど土産物屋になってる。

さくら日和



首長族のトレードマークの黄金のコイルも、今はほとんどが観光の為お金の為に巻いているものだという。高齢の方は皆本気で首長コイルしてたみたいだけど、若い人は観光の為のアルバイトみたいなものらしい。だから若い人は首もそんなに長くない。


さくら日和


このコイルを巻くことによって首が長くなるんじゃなくて、肩が落ちるから首が長く見えるだけらしい。

さくら日和



腕と足にもコイルが巻かれてる。暑そう。


さくら日和



このかわいい子も、将来ここで売り子でもするんだろうか。

難民の行く末に、ハッピーエンドなんてないんだろうか。

さくら日和



本来、村で選ばれた女子の首に金属のコイルが巻かれ、毎年それを徐々に長くしていくものらしい。

長い首が美の象徴。首を目立たせる為のおかっぱ頭もトレードマークのはずだけど、あまり目立たなかった。


さくら日和



これを首に巻くから、めちゃくちゃ暑いし、重い。

記念に少し買ったけど、これを使うことは無いだろう。

さくら日和



お土産やさんの売り子が観光の目的ってのもおかしな話だな。

さくら日和




もちろん彼女らは実際ここで暮らしているから、生活臭漂ってる。

お土産よりも、そういうところに目が行く。そういうところをみんな見たいんだと思う。


さくら日和



子育てする首長族ママ。旦那?普通やん。

さくら日和



ここは刺繍よりも織物が盛んだった。

この女性の首は普通だ。


さくら日和




こちらにも赤ん坊を抱いた女性が。いい風景だ。

さくら日和



よく見ると、ん?足元クロックス?

さくら日和



こっちもか?流行でしょうか。時代です。

さくら日和



観光地化されているとはいえ、観光客はごくわずか。到底村が潤うはずもなく、逃亡する村人もいるとか。普通に街に出て働いた方が稼げると思うけど、首長族が消滅するのは寂しい。観光客がいないと消滅するけど、観光客が増えるってことは見世物になるってことだから、どちらにしろ、可哀想な運命な気がしてしまう。可哀想と思う事が一番失礼なんだけど。

さくら日和



首長にてえびせん発見。タイはお菓子が高かったな。

ノースナック、ノーチョコレート(溶けるから)の旅だった。

さくら日和




このこも首長だな。のどかです。

色んな想いを胸に村を去った。

さくら日和