ベルサイユ | さくら日和~旅とヘナと着物の日々~

ベルサイユ


私が世界史を好きになったきっかけにもなった「ベルサイユのばら」。

漫画でもTVアニメでも見て、すっかりベルサイユ宮殿は私の憧れになった。

パリから電車でちょっと行ったところにそれはあった。

現代を象徴するようなオシャレなパリから、いっきに200年前のフランス革命時代にタイムスリップできる場所。それにしても、たったの200年ちょっとなんだよなぁ・・・・・こんなにも変わるなんて。マリーアントワネットが今のパリを見たらどう思うのだろう。



肝心のベルサイユ宮殿は、メインと思われる正面中央のピンク色の建物が修復中で、覆われた布の上から本物っぽく完成時の絵が描かれていた。(ヨーロッパの修復中の建物はほとんどそうなってた)だから一見、修復してるようには見えない。


チケット買うまでに2時間くらい並んだ汗

本当だったら馬で乗り付けたいところだ、オスカルみたいに。



宮殿内は天井が高くて開放的な気分晴れ

こういう真っ白い壁の部屋で、アントワネットのような格好をして階段を降りるのが夢。

でもこんな観光客だらけじゃ、さすがに出来ない。


白い壁とゴテゴテの金装飾のMIX具合が乙女心をくすぐる。




宮殿内のチャペル。アントワネットのお気に入り。




天井だけに絵を施そうって最初に考えた人はすごいと思う。ビッグインパクトビックリマーク




アントワネット好みのシャンデリア(多分)。




でもほとんどの部屋はゴッテゴテだった。天井画と、壁には肖像画、低めのシャンデリア、どこも金で装飾されてる。こういう部屋を見ると、同じ時代の日本て素晴らしくシンプルだなって思う。




暖炉の薪にさえユリの紋章が施されている。薪に色塗る役目の人までいるのだろうか・・・・・




ルイ14世




ルイ16世




マリーアントワネット




ベルサイユ宮殿で最も有名な、鏡の間。

シャンデリアがすごい。なによりもマリーアントワネットはトイレ行きたくなった時この隅っことかでしてたっていうからすごい。




こんなに鏡使うなんて、よぽどナルシストじゃないかな・・・・・




色んなディテールが凝ってる。




フランス王室の人々が見た景色。




あまりに広いことで有名な庭。とてもきれいに手入れされてる。




マリーアントワネットのベッドだったかな。乙女チックキラキラ

まわりがゴージャスすぎて、ベッドが小さく見える。




食卓だったかな、ゴージャスながらも色合いがさわやか。




ナポレオンの間。戴冠式の絵が壁一面に広がってた。でもこの絵ルーブルにもあった。




ナポレオンと、隣であくびするおじさん。平和だなぁ。




何かが起こりそうなドラマチックな廊下。



庭から見た宮殿。とにかく大きい。ベルサイユ宮殿で掃除婦として働くことが出来たとしても、マリーアントワネットを見ることはできなかったかもしれない。




ここから見えるだいたい全部が、ベルサイユの庭。かくれんぼしたら大変!




こんな遊び心も音譜当時もこんな風だったのかな・・・・・




ほとんどの木が三角に統一されてた。すごい造られた世界って感じで落ち着ける気がしない。




この泉、「マリーアントワネット」の映画のラストシーンが印象的だった。

最後に彼女は泉を見て何を思っただろう。




ここから振り返って宮殿を見ると、もうこんなにも小さい!庭なのに、車使いたい距離。

たしかにこんなに広ければ、アントワネットがフェルゼンと浮気してても見つからないかも。

彼女だけの為に造られた離宮「プチトリアノン」に行くには遠すぎて断念してしまった。




観光客さえいなければもっとベルばらの世界にどっぷり浸かれたのになぁ・・・・・と思いながら青い空ととんがりコーンを眺めた。

歴史上の出来事ってとっても遠いおとぎ話のように感じるけど、実際は手をのばせば届きそうなくらい近い出来事なんだなぁ・・・・・ちょっと生まれるタイミングがずれただけ。不思議。




いつものようにドラマチックな青い空だった。オスカルもマリーアントワネットもいないベルサイユの空。