パーティ会場を出るとき、プルメリアの花を一輪もらった。
いい香り。
夜の海辺を散歩したくて仲間に声をかけたけど、みんな帰ってしまった。
仕方なく、ホテルのプールサイドから夜空を眺めてひとり過ごす。
目の前にアンタレスが輝いている。
近くには、いるか座。
もっといろんな星座が目の前にあるはずなのに、どれが何だか分からない。
だけど綺麗な夜空には、飽くことがない。
波の音と人の声、少し遠くに街の喧騒を感じながら、いつまでもこうして眺めていたくなる。
星空が、やっぱり好きなんだと思い出した。
高校生の頃、合宿で一晩中夜空を見上げて友達と語り明かした日が懐かしい。
次に来る時には、星座早見表を持って来よう。
どこに、どんな神話の主人公がいるのかきちんと確かめられるように。
もう一度、誰かと夜空の下で語り明かそう。
