理想郷 | ・・ 夢と現の朧なる ・・

春から夏へと季節が動き出す。


梅雨になる前の心地好いひととき。




あたたかさに誘われて、甘い香りを漂わせる花もあれば。


過ぎた熱に崩れて、腐食する花もある。




同じように、万人が生きやすい場所など無い。


万人が住みやすい場所など無い。




花がそれぞれ違うように、


人も違う。




きみは違う。


わたしは違う。


あなたも違う。






それでも寄り合って花咲かせようとする。


生きづらい場所でも、必死で誰かに並ぼうとする。




人は、花よりさみしがりだと思った。