JT Roots(缶コーヒー)の車内広告を見た方は、目にしたのではないだろうか。
竹之内豊がオフィスの中で顎に手を当てて、デスクで何か思考している写真。
そこに添えられた文章。
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もしもいま目の前にいる女子が
無駄に脚を組みかえたり、
無駄に髪を結んだりほどいたり、
無駄に上目遣いで見つめたり、
無駄に方言出したり、
無駄に「ん?」と小首かしげたり、
無駄に「ねえねえ」と袖口引っぱったり、
無駄に両手で缶コーヒー持って飲んだり、
無駄に肩で肩にふれたりしてきたら、
無駄に好きになっちゃうんだろうな。
で、無駄にふられたりするんだろうな。
考える人に。
ボトル缶コーヒーNO.1。
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ここで友人たちが議論を始めた。
上目遣いで見つめることが出来るか否かについてだった。
議論に乗り遅れた私は、友人が点眼でも始めるかのように顎から一気に顔を上げた姿を見て「?」と思った。
その矢先、「上目遣いリクエスト」を頂いた。
やってやれないことは無い。
ブログのプロフ写真よりやや大げさに上目遣いで友人を見つめた。
一同騒然。
年季が違うというコメントを頂いたが、残念ながらこんなスキルで無駄に好かれたことも、
まして無駄にふったことも無い。
第二のリクエストは「ん?」と小首かしげることだったが、
このスキルでも同じく無駄に好かれたことも…(以下略)
ついでに、ウィンクが出来るか否かという話に飛躍したが、
幼い頃より『魔法の天使 クリィミーマミ』に憧れて表情をコピーしようと毎日のように鏡に向かって「片目~!!」と訓練を積んだ私にとって今やウィンクなど右も左も造作もない。
というか上目遣いも小首をかしげるのも、すべてはマミちゃん好きが昂じて身に付けたスキルであることに間違いない。
しかしてそのスキルが実生活に役立つかと言うと、全く役には立たないのである。
仮に現役アイドルやその他芸能的な活動をなさっている方であれば、多少のこと役立つ機会もあるのだろう。
だがしかし、多くの一般人にとっては無駄も甚だしいほどに役に立たないスキルであり、せめて意味を為したとしても今日の私のように友達に感心されて終わる程度である。
そこに何かが結実することは決して無い。
それでも、それだけで終わる話ならば大した問題は無い。
最大の問題は。
この広告の語る言葉が真実であるならば。
そこに記載されている行動を実行出来ても全く何の実りも無い私には、スキル以前に振り返らなければいけない根本的な問題(?)が何かしらあるということである。
「~たり、」 「~たり、」と記載されていることから、全項目をクリアしている必要など無いのだ。
それこそが正に、ゆゆしき問題なのだ…そんな事実を突き付けられた広告でもあった。
Roots、一時期午後の仕事にBLACK AROMAが必要不可欠だった缶コーヒーである。
よもやこんな広告に、胸騒ぐ事になろうとは思いも寄らなかった土曜午後。
オトメゴコロは複雑である。