そんなの知らなかった。
気付いてなかった。
そんな言葉で誤魔化してしまえば、それきりなのに。
あなた はあまりに素直で、
どこまでも無防備で、
苦しいくらいいとしいから、
想いを止められなかった。
ふたり の時間を動かした。
あなた が永遠を思わせてくれたから。
動くことは終わりに近付くことではないと、感じさせてくれたから。
泣きじゃくりながら、
胸の奥にひそんでいた想いを吐露して、
しがみついてくる体。
あなた が居てくれて良かった。
あなた と出会えて良かった。
あなた に伝えられて良かった。
動き始めた時間の中で、
あなた は今まで以上に輝くから。
~君に揺れる、夏 Side:R