無題一般人に公開された、 そこは写真で見るだけでも明るくて、 整然としていて、 そして素っ気ない空間だった。 人として生まれて、 人として育って、 なのに人の道を逸れて。 そして再び人としてゆけるように、 どれだけの支えが必要なんだろう。 四角い箱の中、 四角い枠の中、 天に昇れず地に墜ちる。 人はどうして、 人であって、 人ではなくて、 そこに立つのだろう。 消えない罪と癒えない傷と報われない想い。 どれだけ深い感情に縛られても、 最期は四角い穴の底。 それは、世界がピリオドを付ける瞬間の儀式。