なんで殿なの? | ・・ 夢と現の朧なる ・・

昨日、銀幕版シンケンジャーを観てきたので、性懲りも無くシンケンレッド(殿)にまつわるお話を。




先月、お誕生日のプレゼントに、半ばネタとして、半ば真剣に、シンケンレッドの天下御免下敷きをいただきまして。

(7/24 『おめでとう』 参照)


職場でもらったから、職場のデスクに連日飾っておりまして。

勿論、飾るときは殿のお顔を見られるように飾っておりまして。


そしたら言われたんですよ。



「さゅさん、なんで殿なの?」



…えーと。


「彼は代々、シンケンレッドになる志葉家十八代目の当主で、侍だけど殿で…」


「いやいや、日曜朝に時々見るから知ってるし。そうじゃなくて、なんでさゅさん殿(が好き)なの?」




ああぁっっ!


ソコか!!


そういう意味の「なんで殿なの?」か!!




言われてみて、しばらく真剣に考えちゃったのよね。


(始業後30分間くらい)

(仕事しながら)

(むしろ考えるのに9割の思考を割きながら)



☆☆ 知らない人の為に補足 ☆☆


シンケンジャーのレッドは、いわゆるヒーロー的性格のレッドではありません。

熱血とか直情とは程遠い性格です。


当初は一人で敵と戦い、世界を守ろうとしていた殿様を見兼ねた側付きのジイが、四人の下臣を召集。

だけど幼い頃、先代レッドである父が戦いに敗れて落命するのを目の前で見たことがトラウマなのか、殿は全てを一人で背負おうとしていました。

下臣なんかいらないと言い、弱い者が侍になるなと言い、下臣に嫌われることも厭わないほど。


だけどまぁ、あるエピソードをきっかけに下臣の命を預かるという重役と、逆に自分の命を下臣に預けるという信頼関係を築くに至ったんだけどね。


そんな具合なので、基本的性格が『ツンツン』。

しかも、世間知らずのおぼっちゃまです。


☆☆ 以上、補足終了 ☆☆



そうなんです!

基本は『ツンツン』!


一話目の殿&下臣の会話はことごとく『ツンツン』で、ただの性格の悪い独善的なお殿様にしか見えない演出でした。

それが、回を重ねる毎に『あぁ、自分以外の人を巻き込まない為のツン!なのね!』ということが分かってきて。

そんなに一人で頑張らなくてもいいのに…と思うほど、誰にもツン!としていて。


だけど、幼い頃から側に居てくれたジイには「正直、かなりビビった」と本音を漏らすこともあって。




そんなツンデレ具合と、避けられない宿命を背負っている設定と、どこか生きるのがヘタなところがツボなんです!

ということに、職場で気付きまして。


運命とか宿命とか業とか、なんか背負っちゃってる人や設定に弱いんだな~。


しかもその状況下で、逃れられないと分かっているからこそ、苦悩したり追い詰められる姿に弱いんだな~。


宿命を受け入れているから世界を守るために強くならねばならない、戦わねばならない。

反面、世界を守るためならば命も惜しくない。


命も惜しくないっていうのはヒーローの場合、『オレが死んでもみんなを守る!!』っていうのはよく見るけれど。

こちらの殿ときたら、自分が死んで事態が収まるならどうぞ殺してください、ぐらいに自分を軽く差し出しちゃう部分がある。

その裏に、勝算が無いとしても、アッサリと。

コレ、普通はヒーローサイドの、しかも一番強いポジションに居る人がやらないでしょ。




そーしーたーらーさー!!!!




先週の放送の中で、ライバルに言われてたの!



『お前はどこか歪(いびつ)だ』



って!!!!


そうだ、歪!


なんて良い言葉!!




この言葉に、痺れが走りました。

完全無欠のようでいて、不完全。

整っているようで、歪んでる。


考え出すと思考の渦に飲まれちゃうような、闇を抱えているトコロが美味しい。


実に美味しいです、殿!


そう思ったら、ますます殿が好きになりました。

勿論、お子様向けの番組なので、番組が終わる頃にはそんな性格が多少なりとも矯正されていることを願います(笑)

あまりに変わっても、殿じゃなくなるからダメだけど。


女ゴコロは複雑なものなのですよ。



そして最後に。




お子様向けの番組ですが、登場人物たちの心理描写や思考、果てはセリフまで、お子様では理解できない難しいドラマになっています。

これで良いの?!と思っちゃうけど。


でも、私はそれで良いから良いの☆