薄暗くて
ほんのり肌寒い部屋
隣に眠るあなたの寝息
静かで
穏やかで
なんだかほっとする
月の姿はもう見えない
微かな光を夜一面に残しながら
あなたの頬は仄かな色に白く浮かび上がる
いとおしくて
そっと触れた
あたたかさが胸にしみた
遠く近く
耳に入る虫の声
視界は薄い闇
感触はどこまでもやさしい
あなたを愛する喜びは
哀しいくらいあたたかで
苦しいくらいおおきくて
幸せを感じる自分が
消えそうになった