宵闇の雨 | ・・ 夢と現の朧なる ・・
傷む背中



羽根をもがれたような

動けない脅迫観念



冷たい雨に濡れて

吐息の熱さを知る



ねぇ



どうして助けたの?



あのまま

冷たい闇の中

ひとりで居られれば



失う怖さも

置き去りの淋しさも



あれきり

おしまいだったのに



さしのべられた手は



あたたかで

やさしくて



触れてはいけないくらい

いとしさに溢れていたから



あぁ



また



ワタシは



この手に溺れて



いつか

引き離されるとき



同じように

暗い雨の中を



ひとり彷徨うのかな