傷む背中
羽根をもがれたような
動けない脅迫観念
冷たい雨に濡れて
吐息の熱さを知る
ねぇ
どうして助けたの?
あのまま
冷たい闇の中
ひとりで居られれば
失う怖さも
置き去りの淋しさも
あれきり
おしまいだったのに
さしのべられた手は
あたたかで
やさしくて
触れてはいけないくらい
いとしさに溢れていたから
あぁ
また
ワタシは
この手に溺れて
いつか
引き離されるとき
同じように
暗い雨の中を
ひとり彷徨うのかな