fullmoon | ・・ 夢と現の朧なる ・・
甘いしずく



潤すように口唇をなぞって舌の上に広がる



そのままゆっくりと喉の奥に染んでいった







何度うそぶいても突きつけられる真実



わたしはもう



昔のようには笑えない







どうして



引き返せない道に進むことに焦がれたのだろう







それでも離れられない想いが勝った







喉を潤す度に心はさいなまれる



心のままに振舞えば癒されない渇きに狂いそうになる







どうしてわたしを選んだの



どうしてあなたは選んだの







わたしに 血を ください







答えの出ない永遠の夜



罪悪感に沈みながら



今宵も甘いしずくに酔いしれる