かりんちゃんは2月末日にホームドクターに受診しました。
ガリガリに痩せた姿を見て、先生は驚かれたようでした。
血液検査をして、貧血がかなり進んでいると言われました。
もし精密検査をするなら大学病院に紹介状を書くと言われましたが、私にはそんなつもりはありませんでした。
こんなにやせ細って、流動食を食べて生きているのに、以前やった胸椎穿刺なんて検査をしたら死んでしまう。
精密検査をするつもりはないとお伝えしました。
点滴が漏れるのは皮膚の緊張もなくなってしまったからどうしようもないようです。
漏れても少しでも入っていれば良いので、状態を見ながら点滴するように言われました。
ご飯は流動食、水分は経管栄養に使う注射器で飲ませているとお伝えしました。
できるだけ栄養価の高いものを食べさせてくださいと言われました。
毎日朝晩、デビフの缶詰150g、シニアミルク、ヨーグルトをスポーツドリンクで流動食のようにドロドロにして食べさせています。
お昼にはおやつをあげています。
硬いものは食べられないので、かりんちゃんが食べられるような物を選んで。
お薬もやめています。
甲状腺機能低下症のお薬はもう低下しているに決まっているし、先生とお話してやめました。
咳が止まらなかった時のお薬も、咳が止まってだいぶ経つのでやめてみました。
唯一、リンが高くなるのを防ぐサプリだけ飲んでいます。
ノミダニのお薬も、周りの子達が予防をしているのでやめましょうとなりました。
先生がおっしゃいました。
「かりんちゃんに残された時間はそう長くないと思います」
でも、それから1ヶ月、頑張っています。
咳が酷かった時に診てくださった別の先生も12月の時点で長くないと仰ったけれど、もう3月も終わります。
かりんちゃん、みんなが驚いてるよ。
こんなにやせ細っても頑張って生きているって。
すごいよ、かりんちゃん。
生きること、老いること。
かりんちゃんが教えてくれている。
オシッコが出たよ
お腹がすいたよ
寝返りしたいよ
その度にワンワン言って教えてくれていたのに、今日はほとんど吠えなくなりました。
かりんちゃんの生命の灯、ゆらゆらと消えかけているのだと思います。
最期まで一緒。
一緒にいるよ。
(今回はコメント欄を閉じさせていただきました。すみません。)