中南米の熱帯地方、ジャングルなどに生息するというアカネ科、ボチョウジ属の植物(Psychotria poeppigiana)は、葉の形が強烈に唇。しかも真っ赤な口紅をつけているかのように妖艶でセクシーだ。あまりにも唇そっくりなので英語では「ソアマウス・ブッシュ(口内炎の木)」と呼ばれている。現地では、「ウエディングキス」とか、「ホットリップ」という名で呼ばれているそうだ。
こんなにセクシーだと何かあるんだろう?と思いがちだがそれ正解。実際にこの花の種子には媚薬効果があるそうだ。
地元では、この植物を様々な薬代わりとして使用している。花をすり潰して煎じたものは、頭痛、捻挫、リウマチ、筋肉痛に効果があるとして鎮痛剤代わりに服用され、樹皮は細かく砕いて、湿疹の薬として患部に塗る。その真っ赤な苞(芽やつぼみを覆って花を保護する葉)は、外耳痛の治療薬にも使用されるそうだ。ブラジルのマラニョン州に住む部族たちはこの真っ赤な花を狩猟の時のお守り代わりとして使用していたという。
