デングシーズン終盤と言われる2月
ついに下の子がロシアンルーレットに当たり、入院していました
某日。
学校からの帰りの車で「しんどい」と言い出し
その夜には40度近い熱。
しかし恐ろしいことに、インドに来てから発熱=毎回40度レベルの我が子。
悪い意味で慣れちゃって、またか。くらいに軽く捉えていた
こちらの病院は、日本みたいにコロナだインフルだ、ロタだアデノだなどと検査してくれない。
以前も発熱5日目までなかなか血液検査してくれず、(これは某救急病院の小児科医がそんな方針らしく、友達はそれ以来そこの受診以外をリクエストしていると言っていた)
解熱剤を処方されるだけだし、
きっと今回も「◯日後にまだ下がってなかったら受診して」と言われるのだろうと思って。
最初の2日くらいは受診せず様子見していた。
熱高いな〜
解熱剤飲んでも39度台。
インフルかコロナかな〜と思いながら。
しかしコロナの時よりしんどそうで、上の子の学校への送迎にも連れていけない。
更に3日目辺りから時折激しい腹痛で苦しみだす。
ここでオンライン受診予約をとろうとするも、
既に夕方で予約取れず。
翌朝ようやく受診。発熱4日目だった。
最初の2日はリンゴ少々や、ラーメンなら食べると言って少し食べたときもあったものの
その後は食べもしないし水分もなかなかとらない。
尿もでない。
受診時には唇がカサカサになっていて、
腎臓を抑えると痛がった。
ドクターはすぐに「残念ながらデングの症状です。そして脱水の症状も見られる。血液検査を急いで受けたほうがよい」となりました。
そこからは1時間足らずでアポロ病院のスタッフが家に来て、採血。
来たのは早いが、採血が今まで見た中で一番下手だった。
針を挿した後に、腕の中でグリグリと長いこと血管を探す
ボロボロと泣く我が子に「手を動かすな」と…腕の中を針でかき回されて、子供にしたら全然暴れてないほうだと思うけど…
長い長い採血が終わり、尿も提出。
薬も処方されて
急ぎで検査に回すが、結果は夜になるとのこと。
なんとか経口補水液を飲まそうとするが、お腹も痛がっているし少ししか飲めない。
夜8時頃、医療通訳のウェルビーから電話があった。
「デングの結果はまだですが、尿検査でケトン値が高く、脱水を起こしているため、先生はすぐに入院しなさいと言っています。
そしてデングの可能性が高いだろうと。
病院にはもう連絡して、個室を抑えています。何時頃来れますか?」
夫はこの日 仕事で遅くなるとわかっており、まだ帰宅途中
遠い遠い職場から、まだあと2時間くらいかかりそうとのこと
今晩病院に連れてこれない場合は、とにかく夜間に水を飲ませるようにと言われる。
無理無理、私のメンタルも限界、
そんな不安な一夜は過ごせません…ということで夫の帰りを待って病院に連れて行ってもらうことに。
間もなく、やはりデング陽性との連絡があった。
就寝時間をとっくに過ぎている上の子も寝れるわけがない
夜10時半ごろ、夫帰宅。
急いでシャワーを浴びて、下の子を連れて病院に向かった。
何を持たせかな…取り急ぎ夫と子供の着替え、タオル、ティッシュとか。
入院手続用に念の為パスポート。
送り出してすぐに上の子と共にベッドへ。
ここでようやく上の子を抱きしめてあげら
れた。
途端に泣きじゃくる上の子。そりゃそうだ。
「●くん死なないよね」と引きつった笑顔で何度か聞いてきた上の子。
ごめんね怖かったよね
病院に行ったからもう大丈夫、治療を受けて、何日かしたら元気になるよ となだめて寝かしつけた。
一方、夫と下の子は病院到着後すぐにバイタルチェックと入院手続。
深夜でウェルビーのスタッフは足がない、とのことで電話通訳だったが、
事前に一通り手配もしてくれていてスムーズだったみたい。
夫から、車椅子に乗って、顔色の悪い我が子の写真が送られてきた。
クマが色濃く、数日で身体も足も細くなったのがわかった。
諸々終わって、ようやく点滴が始まったのは午前1時。
個室は付き添い者用の簡易ベッドもあるらしい。
ぐったりと寝る我が子の写真と共に夫が「病室に蚊がいる」と…
短時間で4匹殺した とのメッセージを見ながら、私は眠りにつきました。
続きます。