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母ではなくて、親になる
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なぜ、妊娠中などに読まなかったんだろうと後悔するくらい、面白かった。
タイトルから分かる通り、性別分業における問題提起が主だが、あくまでも、
「わたしはこういう考え方には違和感がある」「でも、あくまでもわたしの意見であって、皆にそうしろとは言わない」「(不妊治療など)もっと調べたい方は専門家へ」というスタンスが良いと思う。押しつけがましくない文体も、気軽に読める理由のひとつではないか。
でも、これは女性ながら世帯主であり、稼ぎ頭であるナオコーラさんだから言えるのかなぁと思う部分もある。
わたしが言うと、どの口で言うてるんやとなってしまいそうだな……。
わたしは出産直後と、その後夫の多忙時だけ母に来て貰ったことがあるが、それ以外は基本夫婦で子育てしている。
それだけだと大変なこともあるので、行政を頼ったこともあるのだけれど、
「実家のサポートは?」と100%きかれる。いや、行政の人からすれば状況把握のために必要なんだろうけれど、
中には親兄弟の助けあってしかるべし、みたいな口調の方もいて、
実家のサポートなきゃ子育てしちゃいかんのか、実家の遠い我が家は負け組なのか?と卑屈になったこともある。
なので、そういった行政の質問にモヤるナオコーラさんのエピソードにすごく共感してしまった。
実際実家が遠かったり、居住年数の少ない町で子育てすると、ストレスはめちゃくちゃアップするらしいので、
行政の方はそういう家族を見捨てることなく掬い上げていただきたいなと、ニュースも見ながら思った。
それにしても、私の親は性別役割などに囚われない、リベラルで柔軟な両親であると思っている。
父は家事はしないものの、子どものとき、わたしたち兄弟は本当に父親っ子で、よく遊んでもらった。
ただ、なぜかその娘であるはずの私は保守的な部分や、ステレオタイプな部分も持っていて、
やはり学校生活など、保守的な田舎町での意識が育ってしまったのかな、と思っている。
せめて、子をがんじらめにはしたくないなぁと感じるこの頃である。
