前記事に続き、城崎限定小説。
今回は湊かなえ先生の『城崎にかえる』。前にテレビ番組でも言われていたけど、湊先生は同じ兵庫県の淡路島出身。城崎は家族で訪れる旅行先であったらしい。そんなわけで、家族旅行で城崎へカニ・温泉旅行に来た思い出というテーマで描かれている。
これは万城目学先生の『城崎裁判』もだけど、主人公の設定が小説家や、その身近な人となっているために、フィクションなのかノンフィクション(エッセイ)なのか分からなくなってきて、そんな意味でも臨場感がある。ネタバレになるが、今回も「火事がきっかけで分かれた男女が再会する小説」というのが出てきて、これって湊先生の『Nのために』のことだよね?と思われる箇所があった。
パッケージはカニの殻のようにザラザラした、まさにカニ爪。身を出すようにパッケージから出すのだが、これがなかなかしまいにくい。我が家の本は遂にカニ身がひっかかり、出なくなってしまった…。
