【KISS】


「マーケットの魔術師(システムとレーダー編)」という本に、トレードシステム構築の本質をついている言葉がでてきます。


「KISS」という言葉なのですが、もちろんこれは、いわゆるキスのことではなくて、「Keep It Simple,Stupid」の略。

要するに「ヘイ!ベイビー!難しく考えるなよ、シンプルにやればいいのさ」ということで、これは、トレードを行う際の心構えの本質をついていると思います。


 ・複数のチャートをこねくりまわして、優秀なシステムができたと勘違いする

 ・エントリーポイントに達しているのに、勝手な理由でエントリーをためらってしまう

 ・エントリーした際に決めていたエグジットを、勝手な理由で変更してしまう


など、トレードをやっていれば、誰もが経験したことのある、これらのミスは、すべて「考えすぎ」という原因に収斂します。


トレード中は、「自分はおばかさんなんだから、決めたとおりにやろう」と、常に念じておきたいものです。

(心理的に弱く、なかなか実行できないものですが…。くそー。)



8月 +58,480
通算 +58,480


米国インフレ指標発表を控えて、神経質な展開 (8月15日 東京株式市場相場概況レポート)
 14日のニューヨーク株式市場は3指数ともに小反発で終了した。イスラエルとレバノン政府が戦闘を停止したことで、原油価格が急落した......

【順張り? 逆張り?】


順張り(トレンドフォロー)が良いのか、それとも逆張り(カウンタートレード)が良いのか、この手の議論は尽きないわけですが、個人的には、「どっちも良い」と考えています。


トレードシステムは、トレンドフォロー型のほうが構築しやすいのですが、トレンドフォローの欠点は、「トレンドが出ていないときには機能しない」という点にあります(当たり前ですが)。

トレンド発生の定義によっても異なってきますが、一般的には、トレンドの発生率は20%程度と言われています。

ということは、残りの80%は、相場をぼーっと見ているしかないわけです。

この80%を取り逃がすのは、あまりにも、もったいない。


そこで、トレンドが発生していないときには、カウンタートレードを利用します。

「いつでも相場に参加している」という点を重視して、「良いところ取り」を狙うわけですね。


ちなみに、複数のトレードシステムを運用する際には、「可能な限り相関関係の小さいシステムを運用すること」が重要です。


A・Bという複数のシステムを運用する場合に、相関関係が大きい場合は、「同じタイミング」で損失になってしまいます。

これでは、同一のシステムで建玉を増やしているのと同じ意味になり、複数のシステムで運用する意味がありません。


あくまでも、相関関係の小さいシステムを運用することが大切です。

そういった意味からも、相関関係の小さい「順張り」と「逆張り」は、とても相性が良いと言えます。


裁量トレードであれば、得手不得手はあるでしょうが、システムトレードでは、柔軟に色々な手法にチャレンジしていきたいものです。


8月+71,320
通算+71,320





先物主導で戻り高値更新 (8月14日 東京株式市場相場概況レポート)
 先週末のニューヨーク株式市場は反落。米商務省が発表した7月の小売売上高は前月比1.4%増加した。自動車を除く小売売上高は前月比1.0%の増加で、事前予想を上回った......

【裁量トレードorシステムトレード】


個人的には、システムトレードに傾向している。

経験上の理由によって、「裁量トレードは難しい」と考えているから。

Blogや雑誌をみていて、天才的な裁量トレーダの方の話があると、「すごいなあ」とうらやましくなる。

(HANABIさんとか、降臨さんとかね)


ただし、完全なシステムトレードというよりは、「基本はシステム、部分的に裁量」を目指している。

システムトレーダには怒られそうだけれども、「システムでは○○だけど、ここは××だろう」という判断は、

人間の感覚ならではのもので、そこは大切にしていきたい。


そのために、トレードの腕を上げる努力を忘れてはいけない。

ザラ場中は、裁量の腕を、引け後は、システムの構築を。


と、いろいろ考えて、相場に向き合っております。日々精進。



8月 +76,740

通算 +76,740




機械受注をキッカケに大幅続伸(8月9日)
8日のニューヨーク株式市場は3日続落。米連邦準備理事会(FRB)は、連邦公開市場委員会(FOMC)で約2年ぶりに利上げを見送った。金融政策の声明文の内容が伝わり始めると、売りの優勢な状況となり、ほぼ安値圏で取引を終了した。



【デイトレードを選んだ理由】


1. 管理できるリスクは管理したいから
トレードにおけるリスクを大きく分けて「時間リスク」「価格変動リスク」とした場合に、管理できるのは「時間リスク」だけ。
その他、「カントリーリスク」「地政学的リスク」といった管理できないリスクが大量にあるので、可能な限り、管理できるリスクは管理したい。

2. トレード回数が増えるから
限りなくシステマティックにトレードを行うためには、サンプルは多いほうがいい。
デイトレードであれば、トレード回数を増やすことができるので、運用システムの成否も判定しやすい。

ちなみに、トレード回数の話でよくある 「短期トレードは複利の力を利用できるからいい」というのは、それをきちんと理解していなければ利点にならないので、注意。(常に一定額のトレードでは、複利の力を利用しているとは言い難い。マネーマネジメントを理解していないとね)

3. デイトレードが好きだから(自分の感覚に合う)
これ、結構重要なこと。自分の思考に合ったスタイルじゃないと、ストレスに負けてしまう。




8月+11,580
通算+11,580


先物主導で大幅反発、商いは低調 (2006/8/8 東京株式市場相場概況レポート)
 前日のニューヨーク株式市場は、3指数が小幅安で取引を終了した。英石油大手のBPのアラスカ油田操業停止を受けて、原油価格が急上昇し、高値を更新した。8日に米連邦公開市場委員会(FOMC)を控えることも買いの見送りムードを強めている。