チェリー

 

あなたと初めてペットショップで会ったとき

ぶるぶる震えていたね。

 

まだ500g位だったので

両手の平に乗るくらい小さかった。

お姉ちゃんに抱っこされて不安そうだった。

 

2013年2月1日に長崎で生まれて

2013年3月20日頃に飛行機に乗ってやってきた。

21日には会いに行って

お姉ちゃんはあなたに決めたと即答。

一目ぼれだったんだよね。

 

翌日ブリーダーさんのところに

行く約束をしていたけれど

お断りしました。

 

2024年3月23日におうちの家族になり

それから11年と1日後の3月24日に

あなたはママとパパが見守る中

息をしなくなった。

 

あなたが今生を卒業したその日は

お姉ちゃんの自動車学校卒業の日だったのよ。

 

お姉ちゃんは春休み中で

あんなに早く家を出ることはなかったのに

お姉ちゃんがいない時間を選んだように

虹の橋に行ってしまったのね。

 

 

前の日の夜、救急病院へ連れて行く前に

奇跡的に撮っていた写真3枚

目を開けている最後の写真になってしまった。

 

1枚はリビングに敷いていたお布団に

チェリーを寝かせて、そのあと

そっと隣にお姉ちゃんが横たわり

一緒に寝ていた写真

 

18時19分撮影

 

そしてその後に撮った写真を見てびっくり

自分でお姉ちゃんのそばに寄って行ったんだね。

 

18時55分

 

 

そして大好きなお姉ちゃんに

大好きなところを撫でてもらい

本当に幸せそうな顔をしている

 

なんてきれいな瞳をしているの

慈愛に満ち溢れたような目

 

あなたがいなくなってから

最初の数日は思い出の写真を見れたのに

それからは見ると涙が溢れて見られなかった。

もっと沢山見てもっと思い出してあげたかったけれど

辛くて苦しく悲しくて見られなかった。

 

でもこうして少しずつ

写真の中のチェリーを見ていくからね。

 

チェリー 

沢山の愛をありがとう

 

愛をこめて