俳優の阿部寛(43)がキレモノ役人にふんし、術中死を追う推理ミステリー「チーム・バチスタの栄光」(中村義洋監督)が9日、TOHOシネマズ名古屋ベイシティなどで公開される。200万部を突破したベストセラーの映画化で、リアルな医療現場と犯人捜しのスリルが話題。阿部は「ヒントは“目”です。それぐらいしか言えないですね」と謎を解くカギをほのめかした。 成功率60%の心臓手術「バチスタ手術」で26連勝中の専門集団「チーム・バチスタ」で突如、3例の術中死が発生。内部調査を始めた心療内科医(竹内結子)の前に「これは殺人だ!」と断言する厚労省の役人・白鳥(阿部)が現れる-。 “変わり者”役に定評ある阿部らしく、この作品でもキレた言動で相手を挑発し、本性を見破る怪演を見せる。阿部は「7人の医師が機械的なら、白鳥は人間くさい。心を見透かす目線を意識しましたね」と振り返った。容疑者でもある7人との対決は、役者同士の勝負でもあったという。阿部は「いい緊張感に包まれておもしろかった。とくに佐野史郎さんはえたいが知れない。手ごわいですよ」と苦笑いした。 物語では阿部・竹内コンビが活躍し、ある真相を暴く。白鳥があくまでクールを貫くラストは阿部のお気に入り。自身も「部外者としての生きざまが見える。もしかしたら彼なりのやさしさなのかな」とうなる名場面は必見だ。 原作ファンからも「ピッタリ」と評判の阿部に監督も「白鳥を阿部さんに置き換えて本を読んでもおもしろいですよ」と絶賛。続編も大人気だけに「いろいろな名場面があり、阿部さんにやってほしいなぁと思いますね」と“シリーズ化”に期待を寄せていた。 共演は吉川晃司、池内博之、玉山鉄二、田中直樹ら。