今日、お母さんとの思い出を捨てた。ほとんど。



もえるゴミの日だった。




お父さんが倒れて、
弟夫婦が実家に住む。
その為に、いらない荷物は捨てないと弟夫婦が住めない。


今月からずっと、私は父の為に週末だけ実家に帰っている。
父のため。私が父に会いたいから。。。でも。荷物を整理するのは私の仕事だった。






実家から離れて10年。
お父さんも弟も、実家にずっと居たはずなのに、私より家の事を知らない。


弟は、「お前長女だし。」
で片付ける。
いやいや。長女だけど今の家は住んだ事ないし。



そして最も恐ろしいのは、お母さんは本当に物が捨てられない事。
私が幼稚園の時に使っていたお弁当箱を包む布。壊れたスプーンまで出てきた。
小さい頃住んでいた6畳一間のアパートのカーテンやら、風呂敷やら。。。


もう。。本当に捨てる私が鬼なのか?と思うくらい。本当なら捨てられない。
けど、父や、弟夫婦の為に捨てないといけない。



しかもゴミ袋が10袋以上出たおかげで、私の家でも捨てないとイケナイはめになった。



捨てる時、どうしても一人では捨てたくなかった。
寂しさ?わからないけど、一人でトボトボ捨てに行きたくなかった。
"燃えるゴミの日"って言う当たり前にしたくなかったのかも。


弟に電話した。
いま、捨ててるんだって。


弟はわかってくれた。
何気ない日常会話。
お父さんの話し。
けなし合い。



最後に
ありがとな。



私も
こんな時、お母さんが居たらお母さんに電話しながら捨てたね。
付き合わせてごめんね。



やっぱり兄弟だ。
お互い、荷物を整理するには無理がある。早すぎる。でも、仕方がナイ。
今、生きている人の為。
人生がある。



考えてる事、ほとんど一緒なんだろうなー(笑)



弟は最後に、飲み過ぎるなよ。と(笑)
ごめんなさーい!!
飲み過ぎてるよ♪




こんな日は、まだまだ飲まないとやってらんないね。



お母さん、きっとお母さんにとって大切だった物、私たくさん捨てたよ。
お母さんの洋服も、肌着も、パジャマも。
私しか捨てられなかった。

お父さんも泣きながら、しょうがないってわかってくれた。


許してね。



これだけ一つ一つに、たくさんの思い出を作ってくれた母に今も尚、感謝。