わたしは,大人なのに「肉」の見分けが苦手だ。
「シーチキン」は鶏肉ではなくツナだと,
結婚してから知った。奥さんに習ったのだ。
ついでに言えば,牛肉と豚肉も実は怪しい。
白っぽい=豚肉
黒っぽい=牛肉
というぐらいの判別方法しか備えておらず,
驚いた奥さんはそれからというもの
「これは何肉でしょう?」とことあるごとに聞いてくる。
もういい加減信じてくれよ!という体で答えているけど,
実際は90%くらいの自信しかない。
ひき肉になると,もう完全にお手上げだ。
いや,もちろんモーモーとブーブーと
コケコッコーの3種類が並んでいたらわかる。
赤いのが牛,ちょっとつぶつぶしているのが豚,
白っぽいのが鳥だ!とわかる。
しかし,単体で「これは何でしょう?」と言われたらダメ。
この前も「鳥のひき肉買ってきてね」と言われたので,
鳥コーナーにあったひき肉を買っていったら
「あなたこれは『つみれ』と言ってひき肉とは違うのよ」と
なんだか優しくも物悲しい目で諭されてしまった。
こんなわたしは,学生時代焼肉屋でバイトしていた。
牛とか豚とかよくわからず出していたのかもしれない。
言われた通りに運ぶだけのマシーンだった。
でもまあ,カルビとかハラミとかロースとかの区別ついていたから,
そのあたりは大丈夫だっただろうと,ちょっと弁解してみる。
肉はなかなか難しいというお話。
男は案外こういう生き物なのである。
かしこ