今回から今年行われた入試問題分析を,
教科に分けて書いていきたいと思います。
受験が終わった生徒さんもそうですが,
ぜひ来年以降に受験を控えている1,2年生の
皆さんの参考になればと思います。
国語は例年通り大問6つで,今までと
出題傾向にそれほど変化は見られませんでした。
それでも,細かな変更点が見受けられるので,
大問ごとに見ていきましょう。
大問1 漢字・慣用句・文法問題
問題難度:普通
ここは特に難しい問題はなく,標準。
(2)の文法問題で「活用形」と聞かれて
すぐに「ない」をつけれるかどうかの判断ができた人は
しっかり勉強していますね。
大問2 詩
問題難度:易しい
いつもの詩の問題よりも,選択肢が楽でした。
「前向きな詩」なのかどうかで判断できれば,
消去法で一発正解できますね。
(3)は選択肢も多く,癖で「オ」の倒置法を選ばないように。
大問3 古典
問題難度:普通
昨年同様「漢文」の訓読が出題されました。
まあ簡単だったので,それほど差はつかないでしょうが,
2年連続ということで,来年以降も漢文知識は問われそうです。
会話文形式なのも昨年に倣っていますね。
徒然草なので何を言いたいのかはわかり易かったと思います。
大問4 小説
問題難度:難しい
単純に文量が多いことで,焦った受験生も多かったと思います。
しかも設問が出るたびに問題を解くスタイルで臨むと,
完全にはまる典型問題。これは素直に一度通読してから
設問に答えた方が時短になりました。
日頃から通読習慣を身につておきなさいよ,という
出題者からのメッセージですね。更に記述式が
「45文字」「50文字」とダブルできたこともあり,
見切りができなかった人は苦労したでしょう。
設問自体は普通。
大問5 論説文
問題難度:普通
本文の内容,設問自体はいたって普通レベルですが,
大問4で時間を取られると,途端に難問になってしまいます。
なぜならばこれまた記述式が「40文字」「60文字」と多くあり,
焦れば焦るほど書けなくなるからです。
日頃からある程度の長さの記述式を書く練習をしていれば,
さささっと書けるかもしれませんが,そうでなければ捨て問です。
大問6 作文
問題難度:易しい
ここでいつも違うタイプがきていたら泣いちゃうところですが,
オーソドックスな,いつも練習している通りの課題がでたので,
練習さえしていれば6分で書き上げられるでしょう。
ただ,逆に言えばここまでたどり着けなかった受験生にとっては
差を付けられてしまう問題になってしまいました。
普段からの作文練習は欠かせませんね。
ということで,今回の平均点は24~27点くらいになりそうです。
昨年が28点なので同程度というところでしょうか。
やはり読むスピードが必要です。
これからの指導要領から考えても,
記述式問題が減ることはないでしょうから,
記述式練習は必修でやっておかなければなりませんね。
国語は最初の教科だけに,
絶対に落としたくはない科目です。
国語は何となく解けるから~などと根拠のない自信を捨てて,
地道に読解スピードを上げていきましょう。
かしこ