まだまだ直射日光の日差しが強い午後の時間。

生徒たちは裏の駐車場で横一列に並ばされていました。

並ばせたのはわたくしです。

本日は第2回プレテスト。
2週間かけてやってきた内容の確認です。

結果としてまあまあ合格点かな~と
わたしも納得&ひと安心のものでした。

では,なぜ生徒たちは並ばされているのか?

それは入試における一点の重みを
知って欲しかったからです。

入試は「合格基準点」などで合否が決まるのではなく,
他の受験生徒の順位付けで決められます。

つまり,他の受験生と同じだけ出来ていれば
ほぼ合格できることになります。

この時大事なってくるのは「基本問題」です。

数学で言えば計算問題や,瞬時に解法が思いつく問題。

これは,受験生ならば皆できます。

ところが,中にはそんな問題を落としてしまう
残念な生徒が出てくるのです。

マイナスの付け忘れ,掛け算のミス,「π」の付け忘れ。

注意していれば絶対に起きないケアレスミスが,
合否判定に大きくかかわってくるのです。

例えるならば,受験生全員を横一列に並ばせて,
一問一問正解ならば一歩前へ。

間違えた場合はその場で止まっておく。

そうやって全問分やったあとに,
前から定員分の人数までが合格ってことです。
(ざっくり言うなれば,ですけども)

他の受験生ができない問題は,自分だってできなくてOK。

逆にみんなが出来ているのにできなかった場合は
それこそ致命傷になりかねないほど恐ろしいことになります。

で,今回のプレテストにおいて塾生の中にも
何人かそういうミスをした生徒がいたのです。

その子たちに是非知ってもらいたかった。

皆が一歩前に出ている時に,
自分だけぽつんと残される疎外感&焦燥感を。

だからこそ,この暑い日にわざわざ外に出てやってもらったのです。
一問一問,正解者は一歩前に,不正解だった生徒はその場に。

ざっ。

絶対に忘れないでもらいたい。

基本問題を落とすとはこういう事なのだ,と。

ざっざっ。

心と体に。
暑い日差しを脳裏に焼き付けてもらいたい。

みんなで汗だくになりながら,一歩一歩前に進んでいく。

なんだ,これは受験勉強そのものの光景ではないか。

なんだかいいな,額を流れる汗をぬぐいながら,
わたしは生徒たちの名前を読み上げるのでした。

かしこ