約2か月前に,わたしは生徒たちにこう言いました。


「君たちの英語力は,過去最低クラスだ」


無論,その英語を教えていたのがわたしなので

わたしの指導力が最低クラスであることも意味していました。


例年ならもう百戦錬磨をめざし,長文100題を解いている頃です。


そして,ある一定の点数が確保できていなければいけない時期でしたが,

今年の学年は英語が極端に取れていませんでした。


そこで急きょ長文100をやめて,もう一度基礎から戻ろうということになり,

本来なら自分たちで進めてもらいたかったテキストの長文問題を

全員で授業を使って解いていくことにしました。


普通なら追い込みの時期なのに,基本に戻り

「長文全文訳」を生徒に課しました。


はじめは問題が解けなくても良いから,日本語訳をきっちりやりなさい,と。


やりはじめた当初,生徒のスピードは全文訳にはほど遠く、

半分ぐらいで終わってしまう生徒や,ほとんどわからないで

真っ白状態の生徒までいたほどでした。


それでも,根気よく生徒たちは頑張り続けてくれました。


あれから2か月以上が過ぎ,今ではかなり正確な訳と,

設問に対する答案が作れるようになってきました。


一時はどうなることかと心配になりましたが,

入試まで1週間をきった今,ようやくOKサインが出せそうです。


入試の英語長文は長いものほど内容がわかりやすいものが多く,

そうなるとスピード勝負になってきます。


きっちり時間を決めて全文訳をやったこの経験が

必ず彼らの力になってくれると信じています。


さあ,ほんとにもう総仕上げの時期ですね。


かしこ