さあ,生徒列伝に戻りましょう。
今日紹介すのはサッカー部のスイーパー,FGAくんです。
ひょろっとしたシルエット,まさにサッカーの申し子という感じで,
サッカーしてるところ見なくても,ああきっとサッカー上手いんだな
ってすぐわかる彼です。
そんなFGAくんは,理系科目にめっぽう強いです。
文系科目がめっぽう弱いだけに(←余計なひとこと),
その分,理系の強さが際立ちます。
数学なんて,かなりの難問もひょいと解いてきます。
質問の内容はさておき,このくらいで理解できるかしら?
と試す感じでちょっとハイレベルな解説をわたしがしても,
「ああ,なるほど~」するっと理解できるようです。
そんなFGAくんですが,ひとつだけかなりもったいない所があります。
彼,いいかげんなんです。
おっと,ちょっと語弊がありそうなので,言い方を変えます。
彼は,「いいかげんぶって」るんですね~
字を雑に書いたり,授業に遅れてきたり,提出物を出さなかったり。
これ,いいかげんな生徒の典型なんですが,
実はわたし,これ演技してるんじゃなかろうかって思っています。
(無意識かもしれないけど)
わたしも相方のK先生も同じ意見です。
「あいつは本当はまじめな奴なのに,わざといいかげんぶってるんじゃない?」
そういう年頃なので,そういう行動をとってしまうのはよくわかります。
わたしだって,ワイルドぶりたい年頃ですからw(←わりと今でも)
何か自分にとってためになることがあれば,彼はメモをとっています。
いいかげんな奴はそんな事しません。
誰もいない所で,「せんせ~俺,どう勉強したらいいですか?」って
真面目な顔で質問してきます。
本当にいいかげんな奴ならわたしもいい加減に応えます。
でも,彼の目が真剣だからわたしも真剣に応えます。
FGAくん。
君は,本当は雑な奴でも,いいかげんな奴でもなく,
スーパー純粋で,スーパー真面目な奴なんだぜ?
きっと今まで生きてきた中で,いいかげんな俺ってのを
作り上げてしまっているのかも知れないね。
だから,これからはもっと正直にいっていいと思うよ。
楽しいものは楽しい,辛いことは辛い。
そして,感謝しているときは素直に感謝の言葉を出せばいい。
少しずつでもね。
かしこ