わたしが結婚した人(つまり奥さん)は
とにかく話がおもしろい。
なんだコノヤロー,のろけ話かコノヤロー
って言われそうだけど,今までそんなのなかったのだから
ここは全力でご容赦していただきたい。
彼女の話にはしっかりオチがあり,
いっつも腹を抱えて笑い転がされてしまう。
そんな話のひとつに
「微笑むカニ」というのがある。
彼女の出身は長崎の佐世保の相浦という
こじんまりとした港町だ。
小学生時代は近所の幼馴染の子と
朝から晩まで走り回ったり,自作の歌を作って歌ったりと
(聴かせもらったが歌手の道を選ばなくて良かったと思うw)
可憐な少女時代を送っていたようだ。
その遊びのひとつに「カニ」をバケツ一杯に捕獲し,
それを一気にまた逃がす,という子ども丸出しのものがあった。
そのカニはそこら中に出没するらしく,
地元ではごく当たり前のカニだそうだ。
大きさは沢ガニくらいらしく,笑っているように見えのが特徴で,
子どもながらにそれを捕まえるのにワクワクが止められなかった。
岩場に逃げ込んだそのカニを棒でほじくり出したり,
隠れているそいつを見つけては捕獲,捕獲していたそうだ。
そんなかわいそうなことを・・・
いやいや,もうその顔が超面白くてたまらないんだって,と妻。
ある時なんぞ,風呂の排水溝からがさごそと顔をだし,
やはりその面白い顔をのぞかせるというのだ。
こんにちは~って感じで。
そんなカニ知らんよ,マジで。
彼女は必死にその様子を伝えてくれのだけれど,
いかんせん,わたしの想像力が乏しいのか,
はたまた経験値が低いのか,まったくその情景が思い浮かばない。
むしろ,嬉々としてカニを追い回す人間(の子ども)と
それから必死に逃げる沢ガニの画しか見えない・・・
その旨を彼女の機嫌を損ねぬよう伝えると,
んもう~しょうがないなぁとプリプリ怒りながら,
画像を検索し始めた。
妻よ。
君が僕に伝えてくれようとするその気持ちだけで充分だ。
しかし,いくら探しても君がいうような愛嬌を持ち合わせる
そんなカニなんぞ見つかるはずがないのだよ。
あった!これこれ
画像を覗きこむ。
!!!
いたあーーーーーーーーっ!
にこってしてるぅ~~~
こんなのがうろちょろしてたら,
俺だって追い回すわああああああ
ゴメンorz
妻よ,これからも面白い話をしておくれ。
かしこ
