みなさんは「大福帳」というのを知っていますか?
大福帳とは,江戸時代の商家で使われていた手帳のようなもので,
店員が常に持ち歩いていた売上の記入伝票です。
この頃の商売では売掛け(いわゆるツケ)が普通で,
締め日以降に集金に行くのが当たり前でした。
つまり,売上を記入しておかなければ,
あとから現金をもらい忘れる可能性があったのです。
もちろん,ちゃんとした売上帳はありましたが,
それのサブ的な役割で持ち歩いていたのがこの大福帳なんです。
売上帳は顧客ごとにまとめてあるデータベースで,
商売人にとっては命と同じくらい大切なものです。
一方,江戸の華は火事と喧嘩と言われるほど
火事が多かったこの時代,大切な売上帳が燃えてしまったら大変です。
万が一燃えてしまえば,売掛集金ができず困ってしまいます。
そこで登場するのが大福帳です。
この大福帳は売上帳ほどまとまっていませんが,
時系列ですべての取引が書かれてあるのです。
時系列とは,時間に沿って記してあるってことですよ。
(「リアル」や「ツイート」に似てるかな)
ですから,売上帳がなくてもそれを見ればすべての取引がわかるんですね。
最近「ライフログ」というのが流行っています。
自分の普段の行動を記録しておき,
いつでも振り返れるようにすることです。
何を食べて,誰と会って,何を買って,何時に寝て・・・
と,まあ色んな事を記録しておくわけです。
わたしも結構こういうの好きで,ログってます。
最近はスマホやクラウド環境の発達により
お手軽にできます。
強者になると首から小型のカメラをぶら下げておき,
一定時間ごとにその画像を自動で記録している人もいるくらいです。
5年後,10年後,20年後でも今の自分を振り返れるのは,
それはそれでいいなあと思っています。
このブログだってちゃんとした「ログ」ですからね。
是非,みなさんも自分だけの「大福帳」を作ってみてはいかがでしょう?
かしこ