わたしはテレビドラマをほとんど見なくなった。
生徒たちと話が合わなくなるのも承知で,見ない。
一番最近まで見ていたドラマと言えば
大河の「龍馬伝」くらいだ。
ず~っと前までは面白いドラマも多く,毎週胸躍らさせて待っていた。
それこそ踊る大捜査線なんて何度見た事か。
昔は「トレンディドラマ」などと言われ,
どの局もドラマに力を注いでいて,それだけ内容も面白かった。
ところが最近のは出尽くした感を醸し出す作品も多く,
何かといえば有り得ない設定だったり,
演出に無茶を加えたり,正攻法から逸れ過ぎている。
最近CSで懐かしい作品を見かけた。
三谷幸喜脚本の「王様のレストラン」だ。
放映当時も毎週欠かさず見ていたし,本当に面白かった。
内容はなんてことない。
閑古鳥が鳴いているフランスレストランに
松本幸四郎演じる伝説のギャルソンが戻ってきて,
一気に繁盛店へと変えていく,というものだ。
ありがち,というかまさにドラマの王道である。
それは今見ても色あせない力強さを持っている。
キャストだってそんなに豪華なわけではない。
いつもの三谷ファミリーだ。
ロケがあるわけでもないので,制作費もお手頃だったろうし,
それでいてあれだけの作品が作れるのだから,やはり素晴らしい。
見終わったあとの爽快さがいい。
キャスト先行ではなく,脚本ありきの作品が欲しいものだ。
フジのドラマでもう一つ見直したい作品がある。
江口洋介,武田真治,鈴木杏樹出演だった
「僕らに愛を」だ。
どこのレンタルビデオを探しても置いてない。
本当に力のある作品ってのは,何年経ってもトレンドを持ち続ける。
かしこ