「ONE PIECE」登場人物の役割から,
自分たちにあった役割を見つけようという内容。
今回考察するのは「麦わらの一味」で『ルフィ』のよき仲間
剣豪『ロロノア・ゾロ』についてだ。
少し『ゾロ』について説明をしておこう。
『ゾロ』は「麦わらの一味」に入る前はその真逆,
海賊狩り(賞金稼ぎ)をしていた。その実力は元七武海
『クロコダイル』率いる「バロックワークス」にスカウトされたほどだ。
特徴は3本の剣を操る三刀流で,そこから繰り出される技は
超強力な破壊力を持っている。
彼の夢は「世界一の剣豪になる」で,海賊王になるという『ルフィ』の
手助けをするために一味に加わった。最初の仲間である。
幼馴染の「くいな」との約束を守るため,
世界一の剣士になるため,彼は剣を振る。
鷹の目『ミホーク』に敗れてからは,その鍛錬に余念がない。
己に超厳しく,彼の修業はぶっ飛んでいる。
冬山のふもとの湖で寒中水泳をしたり,
片手で逆立ちして腕立て伏せしたり,
でっかい岩をくくりつえた棒を振ったり。
目標に向けて一心不乱である。
どうしても力をつけたくて,プライドも何もかも捨て
負けた相手である鷹の目の『ミホーク』に弟子入りするくらい
夢を実現するためなら何でもする鉄の男である。
そんな彼の役割は何か?
わたしは彼こそリーダーを支える
<サブリーダー>
の典型ではないかと思っている。
わがままし放題で向こう見ずに突っ走る『ルフィ』を抑え,
チーム全体をまとめ上げるその能力は非常に高い。
思慮も深く,その意志はまさに武士道そのものだ。
例えば前述した「バロックワークス」と戦闘になった
ウイスキーピークでは最初から住民が怪しいとにらみ,
バカみたいに浮かれてた他のメンバー(『ナミ』以外)の知らぬところで
敵を壊滅させてしまったりもしている。
そして,何よりも彼が副船長らしいエピソードが「ウォーターセブン編」で
一味を抜けた『ウソップ』に対する処遇である。
まがりなりにもコイツ(『ルフィ』)は船長で,
その意思に反する考えを持ったやつは一味を抜けるべきだ,と彼は言った。
このリーダーを立て,チームをまとめる役目こそサブリーダーなのだ。
実は組織をのバランスをとることはサブリーダーの仕事で,
リーダーはただ意思決定するだけの存在である。
強いチームを作るうえで何よりも必要なことは,
いかに強力なNO2がいるかにかかっていると言っていい。
トップに立って目立たなくてもいい。
手柄はすべてトップに持たせたい。
厄介ごとはすべて自分で処理していく。
こういうのが好きな人はリーダーよりもサブリーダー向きだ。
名監督の後ろに名助監督あり。
世に出てこない縁の下の力持ちは意外と多いのだ。
かしこ