皆さんは「仙台四郎」という言葉を知っていますか?
商売をやられている方なら一度は聞いたことがあるかも知れませんし,
飲食店をやられている方なら,なおさら知っていると思います。
これはお店に飾ってある人形の置物の事で,
商売繁盛のお守りのような物です。
知らない方でも,一度くらいは
ひょっとしたら見たことあるかも知れませんね。
こんな感じ のものです。
実はこの人形のモデルとなった人物が実在します。
それがこの方 です。
何ともいえない「良い顔」をしていると思いませんか?
なぜこの「仙台四郎」さんが商売繁盛の
お守りになっているのでしょうか?
それにはこういう逸話があるからです。
彼はいわゆる知的障害者であり,他の人のように
勉強をしたり,仕事をしたりというのが難しかったようです。
しかし,いつもニコニコしながらふわふわ街中を歩きながら,
自分が気に入ったお店の前を勝手にほうきで掃除したり,
水をまいたり,中に入って食事をしたそうです。
そして不思議なことに,彼が訪れた店は
その後繁盛するようになるのです。
だからお店の人はこぞって彼を招きいれようと考えますが,
四郎さんはそういう「下心」を持ったお店には近寄らず,
自分が入りやすいお店,自分を心からもてなしてくれるお店にしか
立ち寄ることはありませんでした。
なぜこのような事が起こるのでしょう?
よくよく考えてみれば,
四郎さんが行ったから繁盛したわけではなく,
四郎さんが行きたくなるようなお店だったからこそ
繁盛したのではないかと思います。
彼を心から受け入れてくれるお店,
居心地の良い雰囲気,そういったものを
四郎さんは直感的に見抜けたのかも知れませんね。
商売繁盛は形ではなく心から。
たまたま入ったお店に飾ってあった写真が気になって
調べてみたら思わぬ良い話に出会えたってお話。
かしこ