☆~拝啓、君へ~□
この前の決心について書こうかと思ったけど、
やっぱり書くのはやめておきます。
それを書いてしまうと、何だか君に迷惑をかけてしまいそうだし。
それはそうと。
もう友達は出来ましたか?
あなたは随分と引っ込み思案なところがあるから、
ひょっとしたら、まだ出来ていないかも知れませんね。
男子であろうと、女子であろうと、あなたから積極的に声を掛けなければ、
一向に『友達』と呼ばれる存在には巡り合えないと思います。
現に、今の僕を見て欲しい。
真の友人と呼べる存在が如何に少ないことか。
それは単に、自助努力という形の見えない意思が欠如しているからだ
と、君は強く主張するかも知れませんが、いらぬお世話です。
おおよそ、この世の中は孤独が支配しているのです。
人の顔色を伺いながら、自分の意志を押し殺すような、
そんな窮屈な生活は望んでおりませんのよ、わたくし。
だからくれぐれも、くれぐれも誤解しなさるな。
僕は友達がいないのではなく、作らないだけなのです。
しかし、君には友達が必要です。
今の僕のこの経験と意見を参考に(どこもできないけど)
是非、『コンパ』と言われる未知の世界へと誘ってくれる友人を作りたまえ。
これは命令に近い。
そして懇願と言ってもいい。
どうか、僕をコンパに行ける男にしてくれ。
やっぱり、友達は欲しいんだ、誰だって。
くれぐれも飲みすぎには注意ですよ。
敬具
友人探検隊隊長より
友人発見隊隊員へ
かしこ