理科・社会のワークを5回繰り返す


あれから僕は1週間必死にワークのコピーを繰り返している。


言い訳ではなく,本当に一生懸命やっているのだけれど,

まだ3周目にようやく入ったばかりなのだ。


とてもじゃないけど5回繰り返すのはキビシイ・・・


なんといっても1回目がひどかった。


ほとんどわからない・・・

当然わからない所は赤で直す。

直したページを掲げてみるともうため息しかでない。


はあ~・・・

なんじゃこりゃ。赤ばっかし・・・


わからない用語をノートにまとめ,

教科書を何度も何度も読み返しながら進めたものだから,

とんでもない時間がかかってしまったのだ。


ほんとに僕は何をやっていたんだろ・・・


授業中だってしっかり聞いていたはずなのに・・・


なんでわかんないんだ?


ひょっとして僕はとんでもないおバカさんなのか?


こんな感じで超マイナスな自問自答をしていると,

頭の中にもやもやと王子の顔が現れた。


モヤモヤモヤモヤモヤモヤモヤモヤモヤモヤモヤモヤモヤモヤモヤモヤモヤモヤモヤモヤ


「おい!いつかオレが言ったこと覚えているか?」

「マイナス思考からは何も生まれない!」

「どんな状況でも"プラス”"プラス”,超前向きに考えろ!」

「どんな時でも前のめりで進め!」

「嘘でもいいから自分で自分をほめちぎれ!」

「ほれ,ほれ,ほれ~~!!!!」


モヤモヤモヤモヤモヤモヤモヤモヤモヤモヤモヤモヤモヤモヤモヤモヤモヤモヤモヤモヤ


はっ!


そうだった。どんな時でも前向き,前向き。


『いや~おれって真面目だなぁ~』

『だってもう2回も終わっちゃてるんだもんなぁ』

『他のヤツなんてきっと全然手つけてないはずだ!』

『赤ばっかりだけど,弱点が見つかって良かったぜぇ!!』

『オレってすげぇーーーーー!!』


何が何だかわからないぐらい,

夢中で自分をほめまくり,部屋中を転がりガッツポーズをしまくった!


『なんでこんなにすごいんだ?』

『ひょっとしてオレは・・・天才か?努力の天才かぁ!!』

『そうだ,おれは400点をとる男だぁ~!ガオぉーーーー!!!』


「何やってんの?」


ドキっーーーー!!!


『あわわ,お,お,王子さんじゃないですか。』

『どうしたんです?いつもより帰りがお早いようで。』


「まあ,おれもたまには早く帰ることもあらーな」

「ところで・・・」 ジィ~・・・・

「調子はどうだ?」


『あ,今ようやく3周目に突入したところです』


僕は王子にプリントとまとめたノートを見せた。


「へぇ~きれいにまとまってんな。これ自分で考えてまとめたの?」


『はい。やっぱり基本が大切だと思いまして。』


「ふ~ん」


王子はパラパラと僕の赤ばっかのプリントを眺めて,そして僕に言った。


「良くできてるじゃん。いい感じだよ」


おろ!ほめられたの?!


「まあ,試験までに5セット終わらせればいいさ」

「そうすればとてつもなく自分に力がついているのに気づくさ」


本当にそこまで力がついたら嬉しいな。



「よし,ほんじゃ勉強のリズムがついてきたところで次の課題な」


「お前は国語の授業ノートしっかりとってある?」


『はい,もちろんです』


「よし,じゃあ今日からそのノートをもう一回ちがうノートに写すこと」

「あ,そして教科書の範囲のところを5回繰り返し読む」


『え?5回もですか?さらにもう一回ノートを写すって・・・』

『だって,教科書の文章だいたい内容はわかっていますよ』


「お前さぁ,だいたいしかわかっていないから試験中もう一回読み直すだろ?」

「そんなんじゃ時間がなんぼあったって足りないよ?」

「さらに今回は作文だってあるはずだから,余計時間配分を考えないといけないぜ?」


『はあ,たしかにそうですけど。』


「まあいいから試験までに5回読めるスケジュールを組め」

「そして授業ノートを写す」

「最後に仕上げのワークだな」


・・・


『あのぉ~・・もちろん今までの英文,計算,理社ワークプリントもやるんですよね・・・?』


「もちろん。ただし自分の理解度とスケジュールにあわせて」

「量は調整していいからな。計算20問とかに」


ほっ,よかった。。。


だんだん余計なことを考えるひまもなくなってきたぞ。


試験まであと18日。


今は王子を信じて前に進むのみだ!


そういえば今週末に英検がある。


一応王子に言われたとおり,同じテキスト繰り返したけど・・・大丈夫かな・・・。


まあ,あたって砕けろ精神でがんばろ。(砕けたくはないけど)


【本日の宿題


国語の本読み5回,ノート写し1回


29.僕も内閣総理大臣


かしこ