『何事も必ずやりとげる』




どんな事も必ず最後までやりとげられるように,


今度は鋼の心をもって実行した。




今までやろうと決めていた事でも,


やらずに終わっていたのが多かったので多少不安があったけど・・・




まずは『授業の内容をすべてノートに書きなぐる事』をやりとげるぞ!




気合を入れて臨んだのが良かったのか,全部の授業を集中できた。




よし!まずひとつめクリアー!




次は『授業で書いたノートを家でまとめて写す』だ!




こちらも順調に進んでいる。


今までなかなかやり始められなかった事なのに。




写していると王子が鼻歌を歌いながら近寄ってきた。




「王子最高ォ~♪ふっふ~ん♪王子はなんでそんなにイケてるのォ~♪・・」




机の横で腰をくねくねしながら歌う王子。


うるさい・・・うるさ過ぎる。




『あの~もっと静かに歌ってくれません?集中できないんですけど』




「静かに歌うってどうやんの?ま,気にすんな」


「王子最強!王子天才!王子,王子,あ~~おうじィ~♪」




駄目だこの人・・・ほっておくしかない。




「で?明日はいよいよ小テストがあるけど大丈夫か?」




『ええ。なんとかがんばりますよ!』




「お前さんの目標は小テストで満点だったな?」




『そうですけど・・』




「何が何でも満点とりたいんだよな?」




『はい・・・。なにがなんでもとりたいです。』




「ホントだな?本気だな?」




『随分しつこいですね。もう絶対とりますよ!』




「よし,そんじゃこの紙に署名とサインして」




『何ですかコレ?』




「コレは宣言書だ。満点取れなかったら何かを捨てるっていうやつ」




『捨てる!!なんでそんな事しなければいけないんですか!?』




「にぶいやっちゃな~。いいか?人間誰しもコレをやりたいって目標はあるんだ」


「でも,悲しいかな 達成できないでうやむやになってる事って多いんだよな」


「何でだと思う?」




『え?う~ん目標が高すぎるから』




「ぶっぶ~×目標達成に高いも低いもない。やりたいから目標なんだろ?」




『そうなると・・・どうなるんだろ?』




「わかんないの?しょうがないなぁ~」


王子は再び腰をくねくねしながら言ってきた。ウザイ・・・




それはな・・・


自分に制約をつけていないからさ




『制約ですか?』




「そう,制約。コレを達成しなかったら自分の好きなことをやめるという宣言だ」


「好きなことができなくなるんだからそりゃ必死になるだろ?」


「このとき大切なのは紙にしっかり宣言として書いておくことさ」


「書いて活字にしておくと案外冷静な目で見れるからな」


「そうすれば嫌でも本気になれるさ」




・・・あっさり言ってるけど大変なことになった。




満点を取らなかったら・・・何かを捨てなければならない・・・


まるでシュレッターにかけるかのように・・・




「王子強気! 王子厳格! そこがまたイケてるのよ~♪イエイイエイ」




王子のしょうもない歌をBGMに何を捨てるか吟味することにした。




【本日の宿題




自分に制約をつける




16.僕と天才の差




かしこ


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