待ちに待った二人きりの飲み会の日。
待ち合わせ場所は、駅の目立つ場所。
先に待っててくれたあなたの姿を見つけて、普段と違う場所で会うことにワクワクしたよ。
普通のカップルが待ち合わせに使う場所で堂々と待ち合わせをして、人通りの多い繁華街を肩を並べて歩く。
そんな普通のことができたのは、この日が最初で最後だったね。
あなたが予約してくれたお店はオシャレで、しかもカップルシート。
案内された席を見た瞬間、
「この人も私のこと好きなのかなぁ。そうじゃないと、こんな密室っぽいカップルシート予約しないよね?私、これだけ密着した空間でお酒飲んだりしたら、自分の気持ち抑えきれないかもなぁ・・・」と思った。
お疲れ様♪の乾杯から始まって、普段職場では話さないような兄弟のこととかを話してくれたあなた。
お酒の弱い私は、ぼーっとしながらも、幸せな気持ちであなたの話を聞いてたよ。
そして酔いがまわったのか、あなたは「cherryさんってほんと可愛いよねー」って何度も言ってくれたよね。
好きな人に可愛いなんて褒められたら、私、自分の気持ち抑えきれないよ。
お酒に酔って心臓ドキドキしてる、って言うあなたに、どれだけドキドキしてるか確かめてあげる!って口実で、あなたの手に触れた。
そして、そのまま腕をからめた。
「cherryさん、どうしたの?」
「ううん・・・」
あなたが困惑してるのはわかってたけど、腕を離したくなくて、そのままあなたのほうに顔を向けた。
「・・・・・・・・・」
「・・・・・・・・・」
告白はしてない。とゆうか、立場上、できない。
それでも、気持ちは通じたんだと思う。
あなたはキスしてくれた。
「好きになってしまってごめんね」
「ううん。これからどうしよう。cherryさん、あと数カ月で転勤しちゃうよね」
「そのときは我慢してよ」
このときはまだ、純粋に好きって気持ちばかりが大きくて、先のことをまったく考えれてなかった。
そのあと、帰りの時間までずっと、二人で手をつないだり腰に手をまわしたりしながら、ラブラブな時間を過ごしたよね。
今から思い返すと、このときが一番、純粋に100%幸せな気分の時期だったかもしれない。