離れている夜
いつもすぐに
どんなに
心強かっただろう
昨日は雷
今日は地震
出来事や
気持ちを綴った
貴方に今は
届かない
テーブルの片隅にある
貴方の携帯から
貴方の大好きな
DREAMS COME TRUEの
未来予想図が
流れる
アタシの気持ちの
詰まった
今
貴方に届かないのが
もどかしい
今
ここに
貴方が居ないのが
悲しい
朦朧とした意識の中
アタシの手を握って
小さな声で
アタシの名前を呼んだね
大丈夫だよ
明日また朝来るよ
そう言っても
貴方は
手を握ったまま
離さなかった
ICUの面会時間は
限られている
手を握りしめたまま
再び眠った貴方の手を
そっと離そうとした時
強く握り返して
もう一度アタシの名前を
呼んだ
看護師に面会の終了を
告げられて
貴方の手を
離した…
帽子やマスクをとり
ICUから出た瞬間
温かい手が
冷たくなってしまったら
どうしようと
胸が苦しくなった
ねぇ
ちゃんと
帰って来るよね
ねぇ
姫の卒業式
一緒に行くよね
枯れたはずの涙が
届かない
の
着信音を
聞いて
溢れて来た
全部夢であれば
いいのに
明日の朝
寝坊なアタシを
笑いながら
起こしてよ
寂しいよ…
辛いよ…
神様
勝手なお願いばかりして
ごめんなさい
アタシから
旦那さんを
奪わないで下さい
元に戻らなくてもいいから
命だけは
返して下さい
お願いします…