奈奈ちゃんのこと
懲りもせず、また描いてます、すんません。
今回は実家にいる母のネコ、「奈奈ちゃん」のお話。
母のネーミングセンスはピカイチでしょ?
ま、そうゆうことにしておいてください。
16年前の夏休み、私は川沿いの道を歩いていた
前方に小さな叫び声と、うろたえる女の子たちが。
覗き込むと姿は見えないけど仔猫の必死な鳴き声が・・・
絵ではそんなに深くないですが、実際は3メートルほど下。
フェンスをよじ登り恐る恐る下りて行くと、流されかけた子猫が!
誰かが子猫を紙袋に詰め、投げ込んだようだった。
袋の感じでは、すでに何匹か流された後のようで、そこには半分水に浸かった仔とうずくまる仔の2匹が。
とりあえずかかりつけの獣医さんに飛び込んで助けを求め。
診察の結果生は後2~3日だった。
仕事を持っていた私は、昼は母に乳飲み子を託し(ほぼ無理やり!)
夜だけ面倒を見ていた
幾日か後、突然肉球が水膨れになって慌てふためいて件の獣医さんへ駆け込むと
「熱くなったアスファルトか何かでやけどしたのかも」とのことだった。
ウミガメのようになって帰ってきた奈奈ちゃん。
奈奈ちゃんは未熟だったせいで乳吸いが悪く、とっても育ちが悪かった
一緒に育った真っ黒レディは、
何の問題もなくすくすくと育ち、「デビィ」ちゃんと名づけられ、今でも女王様のように扱われている。
ただ、なぜか乳母だった母のことが嫌いで、会いに行くと必ず恐ろしい顔をするそうな。
(↑字間違ってるわ。ま、許してくだされ。)
一方、未熟児の妹キャラ、奈奈ちゃんは内臓関係が弱く、獣医さんに
「この子は未熟だったから生きて3~4年だから好きなの食べさせてかわいがってやって」
と言われていた。母は当然「長生きしてもらう!」と獣医さんの言葉に怒りを露わにしていた。
ある日、とんでもない轟音とともに奈奈ちゃんが外から帰ってきた
瞳孔は開きっぱなし、毛はすべて逆立ち、びょんびょんと飛び跳ねながら家じゅうを駆け回る。
母と二人、しばらくその惨状に目を見張って凍りついてしまったが
落ち着いた奈奈ちゃんの血まみれの原因を探そうと必死になでまわすも傷もなし。
ふと見ると上あごの犬歯が根元からぼっきり!
どうやら喧嘩相手にとどめをさすのに勢いあまって自分の犬歯もやってしまったらしい。
返り血で真っ赤に染まった奈奈ちゃんを洗いながら、相手の傷を心底心配した。
折れてぶら下がった牙は、今は瓶に大切に保管されています。
今では下顎の犬歯も抜けおちて、ふがふがのばあちゃん。
気だけは女王様なので気に入らないとがっぱと噛み付くのだけど、痛くもかゆくもない
獣医さんの予想は大外れ。
16歳だけど、まだまだ元気ですよ。
母がいつも「な~にが3~4年しか生きないってぇ~?」と奈奈をなでながら話しかけている。
まだまだ元気で頼むよ。奈奈ばぁちゃん。
朝、この落書きを旦那さんに発見されてしまいました。
帰ったら観るから~と楽しそうに出かけていきましたわ。
粗末な絵でごめんよ、旦那ちゃん。







