この世にはたくさんの人がいる。
男の数は星の数だけ
女の数も星の数だけ
あなたは今までどんな恋をしてきましたか?
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私の恋の始まりは小学校6年生。
それまで好きになった人はいたけど、こんなに思ってことはなかった。
これってやっぱり「恋」なんだって自覚したのがこのときだった。
始まりは彼が私の小学校に転校してきたこと。
小学校の時って転校生とかに妙に憧れを持つ時期だったりする。
私もそんなミーハー心から彼を気にするようになった。
彼の名前は「S」。7月7日、七夕生まれの彼だった。
Sとは違うクラスだった私は、最初のうちは会う機会さえ少なかった。
廊下ですれ違ったり、全校集会で見かけたときにひそかに目で追う程度だった。
そんな私に転機が訪れたのは学校行事、「宿泊学習」。
私の通っていた小学校では、確か5・6年生の時に年に1回ずつ宿泊学習というものがあった。
学年全体で少年自然の家に行き、泊りがけで自然とふれあい、登山やキャンプファイヤー、自炊などをする行事。
この宿泊学習では、クラスをいくつかの班に分け、さらにこの班の中で1人1人に係が与えられる。
班長、食事係、保健係、集会係etc
その中で私は集会係になった。
集会係の学年の話し合いの時、私は彼がいることに気付いた。
「Sだ!!」
そう、彼も集会係としてその場に参加していた。
その場では、各クラスから集まった集会係をラジオ体操、朝礼、レクレーションなど、それぞれの集会を担当するグループにわける話し合いがされていた。
ここぞというばかりに私も同じグループに立候補。
まんまと彼と近づくチャンスを得たのである。
そこからというもの、私は事あるごとに「レクレーションの話し合い」と称して彼と会う機会を設けた。
しかしまだ小学六年生、恋心を伝えるなんてことは難しく、口をついて出る言葉は憎まれ口ばかり。
好きな子ほどいじめる、私はまさにジャ○アンのような女の子だった。
そんな私と彼の間に何か発展が見られるはずもなく。
何度も話し合いをしたおかげでレクレーション当日は難なく終えることが出来たが、2人の間に甘い時間が流れることはなかった。
宿泊学習も無事終了。
通常の学校生活に戻ってしまえば、私たちは再び廊下ですれ違う程度の関係。
何事もなく卒業を迎え、私の恋とも呼べない淡い恋心にも終止符。
今までとなんら変わることはない、単なるミーハーな「好き」にとどまることとなった。
そう思っていた。
この時までは。。。
次回恋する気持ち~七夕生まれの彼~vol2に続く・・・かもしれない。