答えに窮した俺が、思わずごまかした言葉・・・
それは・・・
俺「知ってる人だから・・・」
サチ「えっ!?誰ですか!?」
俺「あっ・・・いや・・・
何て言うか・・・その・・・」
サチ「はっきりしなさいよ!!(゜Д゜#)」
俺「・・・だから・・・知ってる人だから・・・
言えない!!( ̄ロ ̄lll)」
サチ「もしかして・・・」
ギクッ・・・( ̄□ ̄;)
もしかして・・・
ごまかしてることがバレたとか・・・!?
サチ「もしかして・・・」
俺「・・・」
サチ「私のことが
好きなんですか!?(*^∀^*)ポッ・・・」
俺「えッ!?ヽ(゜△゜lll)ノ」
なんで
そぉ~
なるの!!
_| ̄|○
サチ「な~んだ(●≧∇≦)ノ
もぉ~☆照れないでもいいですよ☆
それならそうと早く言ってくれれば
良かったのに!!」
俺「ヘッ!?( ̄ロ ̄lll)」
サチ「だから・・・私も好きでしたよッ!?
あなたのこと・・・(*^∀^*)」
ガ━━━ン!!!!
(´OдO`|||||;)
俺「どどど、どうして・・・
(そうなるの!?)」
サチ「あっ!冷たくあたってたからですか!?
それは、アヤさんに気付かれない
ようにしてたからですよ・・・
アヤさんにメールで相談されてて・・・
それで、つい応援するって言っちゃってたから・・・」
俺「いや、そんなこと・・・
(聞いてないんですけど)」
サチ「そうですよね・・・そんなことのために
自分の好きな人・・・
あきらめちゃダメなんですよね!?
だから、私、最後のチャンスと思って
勝負に出たんです(*^∀^*)
でも、よかったぁ~☆・・・両思いで☆」
俺「だから、違うから!!( ̄ロ ̄lll)」
サチ「えっ!?」
俺「俺が好きなのはサチでもないから!!」
サチ「はぁ!?(゜Д゜#)
じゃあ、一体誰が好きなんですか!?
私たちが知ってる人でしょう!?」
俺「・・・ごめん・・・それは言えない」
サチ「ウソでしょう!?絶対に本当のこと言うまで
許しませんから!!
きっとアヤさんも同じですよ!?」
俺はこれ以上、サチと話しているのもマズいと思い、
そうそうに切り上げることにしたんだ・・・
俺「とにかく、言えない!!それじゃ!!」
サチ「ちょっと!!・・・」
俺は冷たくそう言い放ち、サチの呼びかけを無視して
車の方に走って戻っていったんだ・・・
すでに車の中でゆきちゃんとアヤが待っている・・・
例によって、アヤが助手席に座っていた・・・
俺「ごめん、ごめん!!」
アヤ「一体、何だったんですか!?」
俺「いや、たいした用事じゃなかったよ!!」
俺は咄嗟に適当なウソをつく・・・
俺「・・・提出した介護日誌に
誤字・脱字があっただけ!!w」
アヤ「な~んだw」
俺「じゃ行こうか!!」
・・・
こうして、俺はゆきちゃんとアヤをそれぞれ家へと送ったんだ・・・
サチの言葉が頭に引っかかったままで・・・
~アヤさんとゆきさんがあなたのこと好きなのは
さすがに気付いてますよね!?~
俺はできるだけ考えないようにし、
まずはゆきちゃんから先に送ったんだ・・・
その後、アヤと二人っきりになり、
告白されるかもしれないと思い、かなりあせっていたが、
結局、アヤはそういうそぶりを最後まで見せなかった・・・
あれ!?( ̄□ ̄;)
もしかしたら、サチのウソか勘違いだったのかもしれない・・・
俺はそう思い、このことは忘れることにしたんだ・・・
介護体験が終わった次の日の土曜日・・・
俺は一週間ぶりにサヤとデートすることができた・・・
例によってサヤの補習が午後の4時まであったので、
会うのはそれからだった・・・
いつもの本屋で待ち合わせ・・・
しばらくした後・・・
久しぶりのあの笑顔が近づいてきたんだ!!
サヤ「お疲れ様です(*^∀^*)」
俺「お疲れ様ぁ~!!
久しぶりだね!?」
サヤ「そうですね!!(*^∀^*)
介護体験どうでしたか!?」
俺「めっちゃ大変だったよ!!(ある意味ね・・・)」
サヤ「そうだったんですか!?
大変でしたね(>_<)」
俺「そうだよぉ~!!
(詳しくは話せないけど・・・)
そういえば、もうすぐ誕生日だよね!?」
サヤ「そうですよぉ!!(*^∀^*)」
俺「何がほしい!?誕生日プレゼント」
サヤ「せんせぇにお任せします☆」
俺「マジで」
サヤ「はい」
俺「じゃあ、考えておくよ!!」
そうして、時は2003年9月某日(第3週目)
サヤの誕生日がやってきたんだ・・・
この日は生憎、平日でサヤは学校があった・・・
そこで放課後・・・
俺は、前もって購入しておいた
オープンハートのネックレスを
彼女にプレゼントしたんだ・・・
俺「誕生日おめでとう」
彼女「ありがとうございます」
そして、彼女はラッピングを取り、
ネックレスを取り出す・・・
彼女「うわぁ~」
俺「・・・気に入ってくれたかな!?」
彼女「はい!!ありがとうございます
これから、毎日これつけますね(*^∀^*)」
俺「うん♪」
彼女はこの日、17才になったんだ・・・
そして、それからも平和なまま時は過ぎた・・・
介護体験から1ヶ月経過した、ある日の夜・・・
トゥルルルル・・・
トゥルルルル・・・
着信音が鳴り響く・・・
サヤかなぁ~( ̄▽ ̄*)ポォ~♪♪
そう思って発信者の名前を見ると・・・
そこには・・・