ゆきちゃんの家に着いた俺とアヤ・・・
助手席に座るアヤの膝の上には
相変わらずバッグとお弁当箱が抱えられていて・・・
どうする!?♪
○イフル~♪
と、極度の緊張状態に変なことしか思いつかない俺・・・
日頃からこんな顔→( ̄▽ ̄*)ポォ~♪
して、ぼぉ~っと過ごしている俺にとっては、
この緊張感は異常とも言え・・・
思考回路が上手く機能しないんだなッ♪
これが♪←すでに壊れる5秒前w
したがって、俺は勢いで
ゆきちゃんにメールしてしまったんだ・・・
え~い!!
ままよ!!(;´д`)ノ送信~♪
俺『着いたよ!』
すると・・・すぐにゆきちゃんが家から現れて、
俺の車の後部座席に滑り込んだんだ・・・
ゆきちゃん「おはようございます♪」
俺「お、おはよう( ̄□ ̄;)」
アヤ「おはようございます♪」
俺「じゃ、じゃあ行こうか・・・( ̄□ ̄;)」
ゆきちゃん「はい♪」
・・・
・・・ん!?
(?_?)
もしかして・・・
まだ、アヤの膝の上にあるお弁当箱に気付いてない!?
どうやらゆきちゃんは、
アヤの持っているお弁当箱に気付かないまま乗車し、
そのままアヤの真後ろに座り、アヤがゆきちゃんから死角となったため、
未だに膝の上にあるお弁当箱に気付いていないようだった・・・
よし・・・
触らぬ神に祟りなし・・・(ノД`)
俺はそのことについては、何も触れずに
ひたすら無言で運転し続けたんだ・・・
しかし!!そんな状態が長く続くわけがなかったんだ・・・
アヤ「ゆきさ~ん♪
今日はどんなお弁当作ってきたんですかぁ!?」
ゆきちゃん「(〃⌒∇⌒)ゞえへへっ♪
お昼になってからのお楽しみにですよ♪」
アヤ「へぇ~♪それは楽しみですぅ~♪
実は私も作ってきたんですよぉ~♪ほら!?」
そう言って、ゆきちゃんに見えるように
自分が作ってきたお弁当箱を掲げてみせる・・・
アワワ・・・
ヽ(゜△゜lll)ノ
俺は運転しているため、
後ろに座るゆきちゃんの表情を伺い知ることはできない・・・
しかし、その瞬間、
ゆきちゃんが凍りついたように押し黙ったことだけは鮮明に覚えている・・・
・・・
隣では不敵な笑みを浮かべるアヤ・・・
そのまま、車内は異常な沈黙状態へと突入するのであった・・・
そして、それからというもの・・・
俺たちは、何のコミュニケーションも持たないまま
午前の介護体験&実習を始めたのだった・・・
サチも何かを鋭く感じ取ったのか、俺たちに話しかけることをしない・・・
・・・そして、昼休みに入り・・・
控え室に戻った4人・・・
無言のまま、そそくさとサチだけが
自分で作ってきたお弁当を食べ始める・・・
そんな中・・・
最初に沈黙を破ったのは・・・
俺。
俺「じゃあ、俺たちも
お弁当食べようか!?( ̄ロ ̄lll)」
ゆきちゃん「あっ・・・はい・・・
でもどうしますか!?アヤさんの分も入れたら
相当な量があるんですけど・・・」
アヤ「・・・そうですねぇ~!?
じゃあ、こうしたらどうですか!?+.゜(*・∀・*)b゜+.゜
私とゆきさんのお弁当を
この人に食べ比べてもらって、
どっちかおいしい方だけ食べるってのは!?w」
ぇえッ!?
Σ(´Д`lll)
この人って、俺かよッ!?
お、恐るべし・・・アヤ・・・il|li_| ̄|○il|li
昨日、帰りの車の中で、
ゆきちゃんが「明日、私が3人分のお弁当作ってきますから♪」
と言ったことはさも聞いていないような態度・・・
そこで、俺はさすがにしびれを切らし、
「昨日、ゆきちゃんが作ってくるって言ってたんだから、
俺はゆきちゃんの方をもらうよ・・・」と言おうとしたんだ・・・
しかし!!
ゆきちゃん「・・・わかりました!!!!」
えぇ~ッ!?
ヽ(゜△゜lll)ノ
ゆ、ゆきちゃんが挑発にのっちゃったヨ!!!!
アヤ「じゃあ、どうせだから、
何か賭けしませんか!?」
ゆきちゃん「えっ!?何!?賭けって・・・」
アヤ「例えば、勝った方は、この人と一緒に
東京ディスニーランドに行けるってのは
どうでしょう!?w」
はぁッ!?
Σ(´Д`lll)
俺「ちょッ・・・何勝手に決めてんだよ!!」
アヤ「いいじゃないですかぁ~!?
お弁当作ってもらえたお礼ってことで♪
別にディズニーランドじゃなくてもいいですし♪」
俺「いやいやいや・・・」
ゆきちゃん「そうですね♪
近場でいいですよ、次の日曜日ってことで♪」
俺「ちょッ・・・ゆきちゃんまで・・・Σ(´Д`lll)」
アヤ「はい♪じゃあ、決まり♪」
ゆきちゃん「じゃあ、まず私から・・・
どうぞ!!」
そう言って、俺に箸を渡してくるゆきちゃん・・・
この早いテンポについていくことができない俺・・・
ある意味・・・この二人のコンビネーションは最高に良いと思われ・・・
俺はまず、ゆきちゃんのお弁当を味見することになったんだ・・・
どれどれ・・・
まずは卵焼きから・・・
σ(´x`o)パクッ・・・
美味ーい!!
(。・艸・)
ゆきちゃん「どうですか!?」
俺「うん♪甘くて美味しいよ!!」
ゆきちゃん「やったぁ(*´∀`)ノ ・゜:*:゜★」
アヤ「私だって卵焼きありますよ☆はい、どうぞ♪」
俺「お・・・おぅ・・・」
σ(´x`o)パクッ・・・
これも
美味ーい!!
(。・艸・)
俺「うん♪こっちも美味しい!!」
アヤ「でしょう!?
どっちがより美味しいですか!?」
俺「えっ!?・・・いや・・・
どっちも同じくらいかな・・・」
ゆきちゃん「じゃあ、次はこれどうぞ♪
はんぺんをピザ風にして焼いてみました♪」
俺「なるほど・・・」
σ(´x`o)パクッ・・・
やわらかーい!!
(。・艸・)
俺「うん♪やわらかくて美味しいよ♪」
ゆきちゃん「でしょう!?w」
アヤ「じゃあ、私の方は・・・
この肉じゃがどうぞ♪」
俺「はい・・・」
σ(´x`o)パクッ・・・
こっちも
やらかーい!!
(。・艸・)
俺「芯まで火が通ってて、
味もよく沁みこんでいるね♪
美味しいよ!!」
アヤ「じゃあ、このはんぺんと肉じゃが・・・
どっちが美味しいですか!?
引き分けはナシで!!」
ゆきちゃん「そうそう!!」
俺「えっ!?( ̄ロ ̄lll)
いや~・・・ホントにどっちも美味しくて・・・
どっちが美味しいとか比べられないよ・・・
もう止めにして、どっちも皆で美味しく頂かない!?
残らないように俺が責任持って
最後まで食べるから!!」
アヤ「えぇ!?絶対ムリですよ!?
余裕で6人分はあるのに・・・」
ゆきちゃん「そうそう・・・」
俺「大丈夫だって!!もし、食べきれなかったら
その時は、何でも言うこと聞くからさ!!」
アヤ「そ・・・そこまで言うなら・・・」
ゆきちゃん「ホントに大丈夫ですか!?」
俺「大丈夫だって!!」
・・・その日、俺は、俺の中の黄金伝説を作った・・・
限られた昼休みというタイムリミットがある中で、
俺は早食いの鬼と化し・・・
ゆきちゃんとアヤの持ってきたお弁当を全て食べきったのである・・・
食べきった時には・・・俺のお腹が異常に堅くなっており、
内側から小さな小人が100人くらい俺のお腹を押し、
お腹を破ろうとしている錯覚に襲われたのだった・・・![]()
しかし、これで何とか介護体験3日目も無事に終わったのである・・・
お弁当はどっちにも、
「今後、俺の分は作ってこなくていいから!!」と
しつこく言い聞かせ、
4日目、そして最終日と無事に乗り切ることができたんだ・・・![]()
しかし、最終日・・・
介護体験、全ての日程が終了し、
ゆきちゃんとアヤを車に乗せ、
帰ろうとしていた俺を呼び止めたのは・・・