みさきちゃんの最後の指導が終わって、1週間も経たないうちに
俺は今、みさきちゃんの目の前に立っていた・・・
全ては今日の放課後に届いた1通のメールに始まったんだが・・・
みさきちゃん『せんせぇ、私、入院してしまった!』
何!?・・・サヤに続いて、みさきちゃんまでも!?
俺はすぐにメールを返信した!
俺『大丈夫!!!?どうしたの!?』
みさきちゃん『ちょっと頭が痛くて・・・』
頭痛・・・!?でも、頭痛で入院するなんて・・・
相当ひどいんじゃないか!?
まさか、脳出血・・・!?
そんな心配を胸に再度メールを送った・・・
俺『お見舞いに行ってもいい?』
みさきちゃん『来ないでいいですよ☆
サヤちゃんが心配するじゃないですか?』
そんな・・・サヤもそれくらい、
話せばわかってくれるはず・・・
俺『気にしないでいいから!病院どこ?』
みさきちゃん『古川病院です・・・』





そうして、俺はサヤにメールで断りを入れて、
すぐにお見舞いに行こうとした。
俺『みさきちゃんが入院した!今から、お見舞いに
行ってくるから、今日は会えないけどごめんね!』
サヤ『本当ですか!?でも、どうして、せんせぇが
みさきちゃんのためにそこまでするんですか?
もうみさきちゃんの家庭教師じゃないじゃないですか?』
・・・えっ!?
俺は、目を疑った・・・サヤが・・・こんなことを
言うなんて信じられなかったんだ・・・
それとも、何かみさきちゃんとの間にあったのだろうか・・・


しかし、そんなことを今、問いただしているヒマはなかった・・・
後から、サヤにしっかり説明すれば、問題はないと考え、
俺はみさきちゃんの病院へ向かった。


俺「みさきちゃん!大丈夫!?」
みさきちゃん「せんせぇ!

どうして来ちゃったんですか!?」
俺「どうしてって・・・心配だからに決まってるだろ!?
頭痛大丈夫!?」
みさきちゃん「大丈夫ですよ!」
俺「でも、頭痛で入院って・・・ひどいんだろ!?」
みさきちゃん「そんなことないですよ!
私、よく頭痛になるんですよ!だから、もう慣れてます!
慢性的なものらしいので・・・今回は受験も終わったし、
ゆっくり休んだら?ってことで精密検査も兼ねて入院しただけで・・・」
俺「検査の結果、大丈夫だったの!?」
みさきちゃん「大丈夫ですよ♪

来週の火曜には、検査結果が出ますから、

それで退院できると思います♪」
俺「そう!それなら、退院できたら、また連絡してね♪」
みさきちゃん「はい♪」
しばらく、みさきちゃんと話をし、大丈夫そうだったので
安心して、俺は帰った・・・


そして、サヤに電話でみさきちゃんの容態を話した・・・
メールではあんなことを言っていたけど、
きっと、サヤも心配しているだろうと考えて・・・


しかし、その考えは間違いだった・・・
俺「もしもし♪サヤ?

みさきちゃん、大丈夫そうだったよ!
来週の火曜には退院できるかもしれないって!」
サヤ「・・・どうして行ったの?」
俺「どうしてって・・・心配だからに決まってるじゃん!」
サヤ「ウソ!!

みさきちゃんのことが好きなんでしょう!?」


はぁ!?ヽ(゜△゜lll)ノ


俺「そんなわけないじゃん!」
サヤ「でも、そこまでする?

もうみさきちゃんの家庭教師終わったんでしょう?」
俺「それはそうだけど、普通心配じゃない?

そんなこと関係なしに・・・」
サヤ「それはそうだけど、せんせぇはみさきちゃんが、
せんせぇのこと好きなの知ってるんでしょう!?」
俺「・・・そうみさきちゃんが言ってたの!?」
サヤ「言ってないけど、わかる!

せんせぇのこと、みさきちゃんが
たくさん聞いてきたし

話していたから!!(>_<)」
俺「・・・そっか・・・

それで、俺がみさきちゃんに会いに行くの

心配したんだ!?」
サヤ「そうですよ!」
俺「でも、大丈夫だよ♪普通に話しただけだから♪」
サヤ「せんせぇ、わかってない!!
せんせぇが目の前に現れたら、みさきちゃんがせっかく忘れようとしててもできなくなっちゃうじゃない!」
俺「・・・でも、俺はみさきちゃんから好きだとか

言われたことないし!」
サヤ「それでも!!

何となくわかってたんじゃないですか!?」
俺「・・・」
サヤ「もう二度と、みさきちゃんには会いに行かないで下さいね!!」
俺「・・・一回、切るね・・・」





ガチャ・・・
俺は、サヤが言うことも最もだと、心の中ではわかっていた・・・
しかし、それよりもサヤが俺に対して、ここまで束縛するように
なったことの方が気になっていた・・・


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